原発死―一人息子を奪われた父親の手記 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267018794
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

内容説明

原発に勤務していた息子は、なぜ31歳の若さで逝ったのか?―。

目次

序文 無常の風(井伏鱒二)
第1章 さようならパパ
第2章 ガンの宣告
第3章 原子力発電所の実態
第4章 雪が見たい
第5章 怒りをこめて

著者等紹介

松本直治[マツモトナオジ]
1912年富山県生まれ。東京新聞社、北國新聞社を経て、北日本新聞社の編集局長、論説委員長、取締役を歴任。1995年、83歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

2
原子力にエネルギーの未來を期待した若き技術者の無念な死。悪いのは原子力ではなくて、安全性を無視した人的システム。日本の原子炉のほとんどがアメリカから輸入されたものであるということに、すべてが象徴されていはいないだろうか。給食システムと同じと言い切ってしまってもいいんじゃないの?パン食の給食システムも原発も、結局はアメリカを潤すためだけのものだったんだよ。2012/05/09

瀧本往人

0
著者は戦後、新聞社で働いてきたのだが、原発の安全管理課で働いていた息子が舌がんを発症し早逝、その思い出を綴っている。自分の息子の若すぎる死への憤りは、痛いほどよく分かる。しかもそれを語る文章は、とても美しい。だが、原発問題は情緒では片付かない。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11759000118.html2014/01/29

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