内容説明
えほんのおはなしのくまオットーには、とくべつなひみつがあります。だれもみていないときに、えほんからでていくのです。あるひ、いえのなかでひとりぼっちになったオットーは、そとのせかいへとびだしました、さあ、ぼうけんのはじまりです。
著者等紹介
クレミンソン,ケイティ[クレミンソン,ケイティ][Cleminson,Katie]
英国の美術学校で学び、2007年に首席で卒業。デビュー作の“Box of Tricks”(米国版タイトル“Magic Box”)でブックトラスト賞幼年部門の期待の新人画家に贈られるBest Emerging Illustratorを受賞したほか、ケイト・グリーナウェイ賞のロングリストにも選ばれた。イギリス本国のほか、フランス、イタリア、ドイツなど欧州でも人気を集める注目の絵本作家
横山和江[ヨコヤマカズエ]
児童書の翻訳のほか、読み聞かせの活動を行っている。海外児童書サークル「やまねこ翻訳クラブ」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
47
これ好きだなぁ。ちょっと、オマヌケなくまのオットーもかわいいし、物語の奇抜さも好き。オットーは、絵本から抜け出して遊んでいたが、気がつくと家の中の荷物は全部なくなってしまう。うちであるはずの絵本もなくなってしまって、さぁ大変!でも、オットーはそんなに大変そうでもないんだなぁ。外の世界に飛び出して、町を冒険する姿を見ていると勇敢で格好いいとすら思えてしまう。最後に辿り着くのは…ここなら安心という場所で、ホッとしましたね。2012/07/27
anne@灯れ松明の火
42
「ぼくのしましまテッド」を読み、他の作品も読んでみたくて。絵本の登場人物のオットーには、秘密がある。何と、誰も見ていない時には、絵本から出られるのだ。冒険に出たオットーが行き着く先は……? 今までにない設定で、面白い。絵も、すっきりしていて、太目のラインが素敵。本の住人は、本が好きなんだなあ♪2020/07/28
小夜風
27
【図書館】絵本の中のくまが絵本から出てくるお話はよくあるような気がしますが、そうか!彼らはこんなに小さいんだね(笑)!小さいから何もかもが大冒険!オットーのやることや仕草が本当に可愛くて、オットーがうちにもいてほしいって思っちゃいました♪後ろの見返しもウフフ♪です。2015/03/17
鈴
22
夢があるお話で素敵。とぼけた感じのオットーも可愛い。絵本、大事にしないといけないな。2012/04/11
Maiラピ
17
素敵な居場所が見つかってよかったね、オットー!図書館は人間だけじゃなくて、本や登場人物たちにも居心地がいいんだね(^_-)2011/07/23