原発事故で、生きものたちに何がおこったか。

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原発事故で、生きものたちに何がおこったか。

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  • サイズ A4判/ページ数 6,41/高さ 27cm
  • 商品コード 9784265830213
  • NDC分類 K462
  • Cコード C8045

出版社内容情報

原発事故以降の里山の変化を調査した記録。モンシロチョウや赤とんぼなど、生き物たちを通して「自然とは何か」を考えます。

福島第一原発事故以降の里山の変化を写真と文章で解説。モンシロチョウ、セイタカアワダチソウ、アキアカネ、イノシシなど、生き物たちの姿を通して自然とは何かを考えます。

【著者紹介】
【永幡嘉之・写真・文】  1973年、兵庫県生まれ、自然写真家。山形県を拠点として昆虫類を中心に動植物の調査と保全にあたる。日本チョウ類保全協会理事。著書に『白畑孝太郎―ある野の昆虫学者の生涯』(無明舎出版)、『巨大津波は生態系をどう変えたか―生きものたちの東日本大震災』(講談社ブルーバックス)などがある。

目次

生きもののすみかにおこったこと(何を調べればよいのか;消えたモンシロチョウ;セイタカアワダチソウの黄色い海;アキアカネはどこへ;タカメをめぐる食物連鎖;サケのゆくえ;わがもの顔のイノシシ;食べつづけるノスリ)
生きものの体におこったこと(科学者たちの取り組み;ヤマトシジミから学ぶこと)
調べ続ける人びと(通ってくる研究者;地域に根ざした調査;たて糸とよこ糸)
人間の手による変化(はぎとられる表土、刈りとられる草木;けずられる山、埋められる谷;くらしはとりもどせるのか)
当たり前の光景とは

著者等紹介

永幡嘉之[ナガハタヨシユキ]
1973年生まれ、兵庫県出身。自然写真家。日本チョウ類保全協会事務局員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモ

52
福島県の阿武隈山地の田んぼのまわりにくらす昆虫の調査に毎年訪れていた永幡さん。その調査が期せずして原発事故後の変化を追うことになった。原発事故で人が住めなくなると、本来の自然環境に戻るのではと予想する人もいたが、実際は外来種のセイダカアワダチソウが埋めつくしてしまった。アキアカネが姿を消し、イノシシが急激に増えた。ヤマトシジミに見られた奇形。「今はまだわからない」「わかってからではおそい」という研究者たちの共通する言葉。まだこれからも事故の処理は続く。これからの調査の結果も知らせてほしい。2021/05/25

40
「生きもの」というと、ペットや家畜などの動物を想像していたが、昆虫や植物などもこんなにも原発事故の影響を受けていたのかと改めて考えさせられた。崩れてしまった食物連鎖など、原発事故前の状態に戻すことは可能なのだろうか。2016/07/19

かいゆう

35
福島の原発事故で避難区域となった場所。人がいなくなった事が、動植物にどう影響を与えたのかを知りました。人がいない方が動植物にとってはいい事のように思えるけれど、すでに人間の暮らす土地では、その生活の営みと動植物が共存してバランスを取っていたのかな。先日訪れた土地は、放射線廃棄物最終処理場建設反対の看板が掲げられていました。この本でも黒い袋が積まれているままなのを見ると、原発を再稼働させている事に疑問を持ちます。2016/08/16

seraphim

35
読友さんの紹介本。震災後、人が住めなくなったために、イノシシが増えているようだ、ということはニュースなどで目にしていた。しかし、人と共存していたタガメなどの動物たちは、人がいなくなり生きられる環境が減り、数も減ってしまっているようだということにショックを受けた。不慮の事故ではあるが、人がたやすくこんなにも環境を壊してしまえるという事実に恐怖を覚える。それと同時に悲しみも感じる。現時点では、放射線が動植物たちに与える影響は、はっきりとはわかっていない。今後も定期的にこのような本が出版されることを望む。2016/08/03

yuzuriha satoshi

22
原発事故が奪っていったものは人々の生活だけではなかった。人が育んだ里山や市街地に寄り添って生きてきた動植物たちも新しい環境に即した生き方に変わるか、消滅するかの選択を迫られている。そして原発事故は小さな現象から始まる大きな負の遺産を残していった。2015/11/05

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