出版社内容情報
水中のギャングといわれるタガメですが、各地で絶滅が心配されています。水草や杭に産みつけられた卵を守るのはオスの役目です。
著者等紹介
松沢陽士[マツザワヨウジ]
1969年生まれ、千葉県出身。東海大学海洋学部水産学科卒業。水中生物写真家として淡水魚を中心に、水の生物を幅広く撮影。水中写真はもちろんのこと、図鑑に欠かせない標本写真も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
13
長らくタガメなど見ていないなぁ。成虫はかなり大きい。たんぼのハンター。体が大きいのでとにかくよく食べる。タガメが棲める環境が減少して、絶滅が心配されるという。逆に言えば、タガメが棲める水場はエサとなる生き物がたくさんいる自然環境ということになる。2016/05/29
いっちゃん
11
あまり見かけないけど、こんなに凶暴だったのか。自分より大きくても食べることにびっくり。2016/07/09
みーまりぽん
9
んー 悪そうな顔をしておる。さすが、「水中のギャング」 だけど、昭和の子供だった自分すら実物にはほぼ馴染みがないので、今の子供たちには幻の生き物なのでは・・・ 卵がとてもお洒落なデザインで、コオイムシの仲間らしくオスが見張って孵化するまで守るそうです。 しかし、何十も産み並べられた卵から一斉に小さなタガメが顔を出した写真には、苦手な人はうぎゃっと倒れるのではなかろうか。。2019/04/20
はるるん
2
カマキリ先生をみて、はまったタガメ。相変わらず綺麗な写真シリーズ2017/09/03
tomikko
2
タガメという昆虫について私は全く無知でした。子供のほうがよく知ってる。お尻にある空気孔を水面上に出して空気を取り込みながら体はしっかり水の中。獲物を見つけたらすかさず鋭い爪を持つ前足でカエルやメダカをがっしり掴み、獲物を溶かしながらストローのように養分を吸っていく…なんとも恐ろしい昆虫なのだ。メスは卵を綺麗に並べて産むだけ。オスが卵の世話をし守るというところがイクメン。2017/07/04