内容説明
健診にかかわるすべてのひとへ。子どもの異常を早期にみつけるためのエッセンスとお母さんに伝えたい「発達を促すアドバイス」。「家庭で気にかけてほしいポイント」を伝授!
目次
1 発達障害概説(発達障害の頻度;発達障害者支援法 ほか)
2 発達障害の診断(病歴のとりかた;検査 ほか)
3 乳幼児健診における発達障害の診かた(異常をみつけるキーポイント;マイルストーン別の発達の促しかた ほか)
4 発達障害児の指導(発達の促しかた;手の発達の伸ばしかた ほか)
付録 主な機能の発達の目安
著者等紹介
洲鎌盛一[スガマセイイチ]
昭和54年日本医科大学卒業、沖縄県立中部病院ローテーティングインターン小児科レジデント。昭和57年東京女子医科大学小児科神経助手。昭和59年東京都立神経病院神経内科医員。昭和62年(カナダ)ブリティッシュコロンビア小児病院小児神経科クリニカルフェロー。昭和63年同、神経内科リサーチフェロー。平成元年東京慈恵会医科大学小児科。平成3年東京都立北療育医療センター小児科。平成6年天仁会天久台病院精神科医員。平成9年フィラデルフィア小児病院発達小児科研究員。平成15年東京都立大塚病院小児科医長、国立成育医療研究センター総合診療部医長。平成21年5月25日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
4
診療をする立場に向けて書かれたマニュアルだが、親の立場で見ても、月齢によってこのくらいという発達の目安が細かく、簡潔に書いてあって分かりやすい。何を判断するための項目なのか、項目がどのくらい当てはまれば様子を見てもいいのか、どういう病気や障害が疑われるか、ただ端的に示される方が受け入れやすいという気もする。発達の伸ばし方、促し方も参考になった。乳幼児健診の時にこういうアドバイスを聞けたらよかったと思う。2022/09/26
めん
4
心理士さんに薦められ購入。2011年の異動以降、乳幼児健診に携わっている。それ以前に 健診にかかわっていたのは、2002年まで。その頃に比べ、発達障害が疑われる幼児が明らかに増えている。なので、それをテーマにした本類を手にする機会は多い。その中で、この本は、私にとっての一番の教科書になった。インデックスや書き込みなどが、多くなったのは、今後も何度も開くことを想定したからだ。/それぞれの子が、適切な療育につながるように…その時に 母親たちが 無用な傷を負わなくて済むように…勉強していきたい。2014/10/24
ひろか
3
コンパクトにまとまっている。2013/06/29
ソーシャ
1
再読。小児神経学の視点から乳幼児の発達評価と発達支援の方法についてコンパクトにまとめた一冊。初読のときはなんとなく読んでいましたけど、ある程度経験を積んで読み返すと濃縮された記述の中に重要なポイントが散りばめられています。あと、前に読んだときも思ったのですけど、挿絵のテイストがかなり好みで娘さんが描いたというのが信じられないです。2023/07/17
みそ
1
発達の促し方や注目すべきポイントがコンパクトにまとめられている。手元に置いて、確認しやすい本。2021/07/17