敬語

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  • サイズ A5判/ページ数 291p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784254515183
  • NDC分類 810.8
  • Cコード C3381

出版社内容情報

〔内容〕敬語とその主な研究テーマ/狭い意味での敬語と広い意味での敬語/テキスト・ディスコースを敬語から見る/「表現行為」の観点から見た敬語/敬語の現在を読む/敬語の社会差・地域差と対人コミュニケーションの言語の諸問題/他

内容説明

敬語は“難しい”面があることは確かだが、また、なかなか“おもしろい”言語現象でもあり、これまで、さまざまな観点から研究が行われてきた。そうした研究成果の中から、ごく一部だが、ふさわしい部分を取り出し、幅広く想定した読者に紹介するのが、本巻の趣旨である。方針としては、まず、章の立て方をできるだけ魅力的なものにするように心がけた。その上で、必要な基礎知識はもちろん、読者に興味をもっていただけそうな話題や、斬新な成果も盛り込み、かつ、今後の研究の方向性についても適宜触れるようにした。そして、これらの内容を、特に予備知識を必要としないように述べることに意を払った。

目次

敬語とその主な研究テーマの概観
「待遇表現」の諸側面と、その広がり―狭くとらえた敬語、広くとらえた敬語
「表現行為」の観点から見た敬語
テキスト・ディスコースを敬語から見る
敬語の現在を読む
敬語の社会差・地域差と対人コミュニケーションの言語問題
敬語調査から何が引き出せて、何が引き出せないか
文献資料から敬語の何が読みとれて、何が読みとれないか
中古の共時態としての敬語、動態としての敬語
謙譲語から見た敬語史、丁寧語から見た敬語史―「尊者定位」から「自己定位」へ
敬語史と現代敬語―付 敬語研究小史
外国人から見た敬語

著者等紹介

北原保雄[キタハラヤスオ]
1936年新潟県に生まれる。1968年東京教育大学大学院文学研究科博士課程退学。現在、筑波大学長、文学博士

菊地康人[キクチヤスト]
1954年東京都に生まれる。1982年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学教授(留学生センター、大学院人文社会系研究科兼担)、文学修士
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