文春文庫<br> わが母なるロージー

個数:
電子版価格
¥764
  • 電書あり

文春文庫
わが母なるロージー

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 17時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167913601
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

パリのあちこちに仕掛けられた七つの爆弾。犯人だと出頭した青年の狙いは何か? カミーユ警部と富豪刑事ルイが奔走する番外編。

内容説明

パリで爆破事件が発生した。直後、警察に出頭した青年は、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金を要求する。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが…。『その女アレックス』のカミーユ警部が一度だけの帰還を果たす。残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。

著者等紹介

ルメートル,ピエール[ルメートル,ピエール] [Lemaitre,Pierre]
1951年、パリに生まれる。2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作第1作『悲しみのイレーヌ』でデビュー。同第2作『その女アレックス』でイギリス推理作家協会賞を受賞。日本では「このミステリーがすごい!」ほか4つのミステリー・ランキングで1位、「本屋大賞」翻訳小説部門でも第1位となった。『天国でまた会おう』でフランスを代表する文学賞ゴンクール賞、カミーユ警部3部作完結編『傷だらけのカミーユ』で、イギリス推理作家協会賞を受賞

橘明美[タチバナアケミ]
1958(昭和33)年、東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

564
『悲しみのイレーヌ』以下カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作の番外編。今度こそもう後はないらしい。そしてそのことが痛切に惜しまれる面白さ。一見したところでは冴えない犯人なのだが、その造型はなかなかに奥深い。実に手強い犯人なのである。その要求も相当に意想外なもの。しかも時間も切迫している。特殊班も敗退し、打つ手がない。そうした中で、今回もまたヴェルーヴェンの人間心理に迫る推理が見事。幕切れも予想を上回るものであった。抒情が揺曳し、悲哀の余韻を残しながら私たち読者はヴェルーヴェンとお別れである。2020/11/30

starbro

372
ピエール・ルメートルは、邦訳された全作品を読んでいる作家です。バリバリの新作かと思いきや、6年前の作品でした。カミーユ・ヴェルーヴェンシリーズ番外編、時間軸からスピーディな展開でしたが、著者曰く0.5部作と言っている中篇なので、あまり読み応えはありません。2019/10/03

しんごろ

343
ミステリー度より、サスペンス度が上回っていて面白かったです。ハラハラドキドキ、時にはイライラしながら、読みました。歪んだ愛に予測不能の展開で。欲を言えば、カミーユばかり目立つのは主役だから仕方ないとして、もうちょっとルイが多く登場してほしかったかな。いつか、きちんと時系列を追ってこのシリーズを再読したいですね。2019/09/30

青乃108号

266
カミーユ警部シリーズ番外編。シリーズお馴染みのグロ描写はないが、またカミーユに再会出来て嬉しい。今回はいつどこで爆発するかわからない7発の爆弾に翻弄されるカミーユ達。物語の圧倒的な疾走感にワクワクしながら、あっと言う間に読み終えてしまった。母なるロージーと息子ジョンの悲しい運命。ラストシーンは映画のそれのように鮮やかで深く印象に残った。2022/05/09

パトラッシュ

232
ルメートル作品では被害者・犯罪者から捜査する刑事までもが悲痛な目に遭ってきた。その強烈な暴力描写に延々付き合わされる長編を読むには体力と覚悟を求められたが、中編の本書には直接的な悲劇シーンはほとんどない。犯行直後に自首し謎めいた要求を突きつける犯人の動機について次々と矛盾する事実が判明し混乱するところは心理ミステリーとしても一級だ。壮絶の一語に尽きる結末を迎えると、なぜ彼はこんな人生を送らねばならなかったのか考えさせられてしまう。Mais la vie, c'est la vie, et la vie……2019/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14156235
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。