米澤屋書店

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  • サイズ 46判/ページ数 377p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163914527
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『満願』『王とサーカス』で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門1位でミステリーランキング3冠を2年連続で達成。

いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。
次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか? 米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。
作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。

米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本、対談を一冊にまとめました。
「思うさまに大好きなミステリをお勧めしたい」という米澤さんの強い思いから、特別書き下ろし読書エッセイ「私の好きなミステリ」(120枚!)&オリジナルコメンタリー(180枚!)収録。
米澤穂信ファン、ミステリファン、これからミステリ作家を目指す未来の書き手必携の一冊。

内容説明

今もっとも新作が待たれるミステリー作家の頭の中とは?書き下ろし120枚!&オリジナルコメンタリー180枚収録。デビュー20周年記念読書エッセイ。

目次

ご挨拶より本の話をしませんか
1 選書棚
2 乱読棚
3 対談1
4 愛書棚
5 遊歩棚
6 書外棚
7 バックヤード
8 私室
9 対談2
ご挨拶より本の話をいたしましょう

著者等紹介

米澤穂信[ヨネザワホノブ]
1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第五回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第六四回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を、14年『満願』で第二七回山本周五郎賞を受賞。同作で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門一位で、史上初のミステリーランキング三冠を達成。翌年『王とサーカス』でもミステリーランキング三冠に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

299
米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。作家デビュー20周年記念エッセイ、本書に登場する作家および作品の内、私が読んでいるのは、1/10×3/10で全体の3%程度でした。著者は、作家として、かなり本を読んでいると思われます。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6775?ud_book2021/11/29

パトラッシュ

226
読書好きの少年が様々な本を読んで感動し、やがて自分も書き始める。どんな作家にも同じ流れがあるはずだが、とりわけミステリは「このジャンルに惚れ込んで」書き手になった例が多いのでは。その典型である米澤穂信さんによる、ミステリ読書を通じて語る自叙伝。多くのミステリとの出会いと感動を与えた作家への思い、ランキング作成や同好の仲間との対話など、どのページでも米澤さんがミステリが好きで好きでたまらないかを情熱的に語る。直木賞を同時受賞した今村翔吾さんが書店経営者だそうだが、これはミステリ専門米澤書店の図書目録なのだ。2022/04/21

ねこ

180
この本は著者、米澤穂信氏の読書遍歴を集め街の小さな書店とし、選んだ本棚、好きな本棚、バックヤードなど本書自体が「米澤屋書店」として書かれています。書籍の9割以上は店主の置きたいミステリで構成されており、尚且つ店主の米澤氏が自ら本の要点や感じた事を客である私たちに話してくれる…私にはそんなイメージの本でした。私はアニメの「氷菓」で米澤氏を知りました。デビュー作だったのですね。正直、あまりミステリは読まないのですが小説家さんが自分の事を書いている本は大好きです。初めに…も、あとがきも全て本の話。一貫してて凄い2022/05/08

あすなろ

155
読了本の殆どは、経済的にも売り払って次々と新書・古書を問わず投資していく僕が手許に残そうとしている貴重本となった。米澤氏ファンには堪らない一冊。そして、ミステリー学大系第1巻という趣きの書であった。それに加え、ご出身地である我が県の事やご自身の事も書かれてあり、各頁下には注迄記してある!ミステリーや米澤氏への理解に、読書の道標に愉しい一冊。なお、同じくファンである柚月氏との対談も個人的に気に入った。2022/01/23

とん大西

150
ミステリを軸に膨大な量の作品のレビュー、蘊蓄、はたまた紀行文に対談といったメニューで何でもアリの米澤さんの読書エッセイ。これまで米澤作品は数作読んでますが、相性なのかドハマりするほどではなかったように思います。でも、このエッセイはいい!ほとんど未読作品ばかりの解説なのに飽きずに楽しく読めてしまう。軽快な文章と抜群のワードチョイスが心地よく響きます。本に対する真摯な横顔。いやぁ、米澤さんって素敵な作家さんです、今さらですが。「真実の10メートル手前」の英訳のお話なんかは正に表現の妙。粋でたまりませんゎ。2022/01/23

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