熱帯

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熱帯

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  • サイズ B6判/ページ数 523p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうしても「読み終えられない本」がある――その名も『熱帯』。結末を求めて身悶えするメンバーが集結し、世紀の謎に挑む。汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。

この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?

秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。

幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!



我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦

森見 登美彦[モリミ トミヒコ]
著・文・その他

内容説明

沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へ―!

著者等紹介

森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年「太陽の塔」で第一五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で第二〇回山本周五郎賞受賞。10年『ペンギン・ハイウェイ』で第三一回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

1018
森見 登美彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は著者版「アラビアンナイト 千一夜物語」、私小説的読書冒険ファンタジーでした。謎が混迷する怪作です。暴夜書房で作中作、佐山尚一作「熱帯」を読んで、沈黙読書会に参加してみたいなあ。 何時か岩波書店「完訳 千一夜物語」全十三巻 https://www.iwanami.co.jp/book/b248469.html を読んでみたいと思います。2018/11/28

ヴェネツィア

952
結果としては面白く、よくできた物語となった。しかし、最初は作家自身にも構想が定まらないままに、何となく行き当たりばったりに書き始めたのではなかったか。池内氏や白石さんはどうなったのだ。最後になんとか(無理やりに)辻褄を合わせてはいるが。『千一夜物語』に投入するあたりから、物語は俄然精彩を帯びてくる。『千一夜』自体が持っている謎に加えて、マトリョーシカのような入れ子構造の物語の無限連鎖は、私たち読者をも巻き込んで「熱帯」の世界へと誘っていく。なお、「後記」は余計かなとも思ったが、やはりあった方がいいようだ。2022/10/24

中原れい

858
たびたび作中で言われるごとく、語りの重層具合が「千一夜物語」のような。最初の作者登場要ったかな?ってくらいややこしいけど止めがたい面白さでした。思えば物語が重層するのも荒唐無稽っぽく展開していくのも、いつもの森見節と言えないこともない…というとき初期の阿呆路線は忘れがちでありますが不安や焦燥を内包している点はどれも変わりませんよね。見事でした。2018/12/01

bunmei

817
現実と非現実の境目がわからなくなるパラドックスな世界観。これほど感想レビューするが難しい本はなかったような・・・。それほど摩訶不思議で、ミステリアスで、別の世界に引き釣り込まれる『森見登美彦ワールド』満載の冒険活劇と言えます。ちょっと作風が、村上春樹に似てきたようにも感じました。誰もが、最後まで読み通すことができない、佐山尚一が著した『熱帯』という、幻の小説を巡る物語。その謎を解く鍵は京都から物語の熱帯の島々の中へ。物語の中にまた物語が生まれるマトリョーシカ構成となって、『熱帯』の謎に迫っていきます。 2018/12/10

ゆのん

789
出版社から頂いたプルーフにて読了。これは面白いっ!森見力炸裂!森見の魔術にかかり、物語の枠外にまで飛ばされる。飛ばされた場所から元の場所へ戻れるのか心配になる程。どデカイスケールの中ポンポン飛ばされる!読み終わった今も自分が何処にいるのか…ボーっとする頭の中でキリッと光る鋭さも感じる!500頁超という重さは全く気にならない。面白くアッという間に読んでしまうのに、永久に続く不安。すごいねっ!森見、超力作!!2018/10/28

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