旅猫リポート

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旅猫リポート

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163817705
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

現代最強のストーリーテラーによる、青年と猫のロードノベル。あたたかな涙溢れるラストまでどのページにも忘れ難い風景が広がる傑作です!

秘密を抱いた青年と一匹の相棒は“最後の旅”にでた

現代最強のストーリーテラーによる、青年と猫のロードノベル。あたたかな光溢れるラストまでどのページにも忘れ難い風景が広がる傑作です!

内容説明

さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。心にしみるロードノベル。

著者等紹介

有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、第10回電撃小説大賞“大賞”受賞作『塩の街』でデビュー。演劇集団キャラメルボックスの2012年クリスマスツアー「キャロリング」の原案・原作ほか、演劇ユニット「スカイロケット」を結成し、演劇界へも挑戦の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にいにい

1508
有川浩さんは、好きな気になる作家の一人だけど、その作家の愛すべき作品に巡り合えた。信頼の物語。人と動物の、同級生との、家族・親戚との。サトルのひととなり、気遣いの素敵さ。ナナの可愛さ、聡明さ。有川さんのポイントを外さない攻撃の連続にうるうるが止まらない。あたたかな光溢れる展開の数々。サトルの生い立ちにも驚いたが、叔母さんや同級生との関わりが理想的。人は、それぞれ弱い点もあるけれど、それに気づき改めようとする心を持ち、サトルのような友やナナのような共に歩むものに巡り合えただけで幸せが掴めるんだ。凄い一冊。2014/11/15

しゅわ

1497
【図書館】愛猫のナナを手放すことになったサトルが、新しい飼い主を探すため旧友達に会いに行く…という一人と一匹の旅物語。ナナと訪問先の旧友etc 頻繁に視点がかわりながら悟の人生が浮き彫りになってゆく構成が見事。賢すぎるほどイロイロわかっている!ナナがかわいく、猫ちゃん視点はとても新鮮でした。ストーリー的にはベタ過ぎるほどの展開で、途中で「ヤバい!?」と思ったものの…先が気になり、またもや“ほぼ一気読み”状態で号泣でした。2013/04/11

ちぃ~

1473
有川さん、ずる~い(இдஇ; )。作者の思惑どおり泪で心がきれいに洗われる1冊。温かい気持ちの涙、泪。銀色ワゴンで出逢う風景が印象的、コースケ、ヨシミネ、スギ、チカコ、にノリコそれぞれの想いや関係が素敵ˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊ ナナ目線での展開も温もりある余韻が残る。サトルの生い立ち、気遣い、叔母さんの接し方、ナナの可愛さが絡み合い、誰も、弱点あるけれど、信頼すること、愛すること、愛されることでちゃんと満たされることがあるのだと、、、、、、、、愛すべき作品に巡り逢えた✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺2015/10/16

文庫フリーク@灯れ松明の火

1226
「誰に愛されていましたか。誰を愛していたでしょう。どんなことで人に感謝されたことがあったでしょう」まぶた熱くしながらも、不思議とからりとした悼む人‐読者になってしまう。悟の友人の造形も良いが、機微に疎い不器用な伯母・法子のキャラが実に秀逸。「猫を連れてきてもいいですか、悟の猫を」この訴えに「そんなことを訊ねないで下さい。私達は訊ねられたら駄目と言うしかないんです」師長の言葉が涙腺に不意打ち。鈍い私にも先行きが見えるベタな物語、なのにまぶた熱くさせる有川さんの巧さ。最高のバディだよ、ナナ→続く2012/12/26

takaC

1158
連載初期(Report-01相当分)だけ週刊文春で読んで以来の再読。悟の名前といい装丁画といい最後の旅でのエピソードといい何か佐藤さとる氏にちなんでいるのかと勘繰ったけどそういうわけではないのかな。このストーリー運びはこれはこれで良いのだけど、悟の出自をそんな設定したのはちょっとやり過ぎだろうと感じた。なので最後は素直に悲しめずちょい残念。2014/07/04

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