出版社内容情報
外部被曝より圧倒的に怖い内部被曝。低量でも出る影響は、がんだけではない。子どもを守るためにこれから必要なノウハウと考え方。
内容説明
「内部被ばく」は知れば知るほど避けられる!放射能の正しい測り方、行政・学校の動かし方、危険な食品の見分け方。徹底的にわかりやすくお教えします。
目次
第1章 測る―「測る」ことだけが、不安を解消してくれる(新聞を読んでいると、「ベクレル」と「シーベルト」という単位をよく目にします。どう違うのですか?どちらを気にするべきですか?;自分や家族がこれまで、どの程度、被ばくしてしまったか、知る方法はありますか? ほか)
第2章 避ける―避けるべきものを見きわめる力(都内在住です。近所の小学校の校庭の土壌汚染の調査結果が発表されたのですが、850ベクレルもありました。自家菜園で作った野菜を食べても大丈夫でしょうか?ジャガイモはセシウムをためやすい、という話も聞きました。キュウリやトマト、ナスなどもせっかく作ったのにおいしく食べられなくて困っています。;6歳と3歳の息子がいます。子どもたちも大好きなブルーベリージャムはセシウムが検出されやすいと聞いて禁止にしたところ、同じく大好物の夫が「いつまで食べさせないつもりだ」と怒り出し、けんかになってしまいました。今後、このようなことが続くと思うと、ゆううつです。 ほか)
第3章 動く―動くことは楽しいこと(3歳の娘を保育園に預けています。当初、「福島県産、北関東産のものは給食に使ってほしくない」とお願いした際、先生から「お母さん、気にしすぎはお子さんにもよくないですよ」とノイローゼ扱いされてしまいました。今後、園に何か要望を出すのは気が重いです。;小学生の娘の給食が心配で、「測定してもらいたいんだけれど」と、お友達のお母さんに聞いてみたところ、「仕方がないし、学校に面倒をかけるのはおかしいと思う」と言われました。今後気になることが出てきた場合、一人でも、行動すべきでしょうか? ほか)
著者等紹介
漢人明子[カンドアキコ]
1960年静岡県生まれ。東京都・小金井市議。「小金井に放射能測定室を作った会」共同代表。80年東京学芸大学入学。83年から12年間、小金井市の「どろんこ保育所」で保育者として働く。86年のチェルノブイリ事故の2年後、市民有志として市議会に放射能測定器購入の陳情書を提出し、約2か月後に市議会が採択。「小金井に放射能測定室を作る会」を発足し、さらに2年半の市との話し合いを経て測定開始。以降、「小金井市放射能測定器運営連絡協議会」として、21年間測定を続けている
菅谷昭[スゲノヤアキラ]
1943年長野県生まれ。医学博士(甲状腺専門)。長野県松本市長。68年信州大学医学部卒業。91年からNGOグループによるチェルノブイリ原発事故の医療支援活動に参加。7回ベラルーシ共和国へ渡る。95年信州大学医学部を退職、翌年よりベラルーシの首都ミンスクの国立甲状腺がんセンターにて小児甲状腺がんの治療にあたる。99年高度汚染地ゴメリ州に移り、州立がんセンターなどで治療と支援活動を継続。2001年に帰国後、04年から松本市長(現在2期目)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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