マルシェ・アンジュール

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163263908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

24時間営業の高級スーパーマーケット“マルシェ・アンジュール”。店を巡り描かれる小さな出会いや恋。愛すべき人間模様を描いた短篇集。

内容説明

この世で一番好きかもしれない場所、なぜなのだろう?こんなにも心惹かれてしまうのは―高級スーパーマーケットをめぐる6つの出会いと恋。

著者等紹介

野中柊[ノナカヒイラギ]
1964年生まれ。1991年「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

48
郊外(多分)のちょっと大きめな高級スーパー「マルシェ・アンジュール」に係る人々の短編集でした。 敏感で繊細すぎる主人公達に、敏感すぎるのも辛いなぁと思ったり、人の集う所、それぞれにドラマがあって切なかったり、ホッとしたり。 「距離」「聖夜」が好きです。 最後が「聖夜」でよかったです。 咲子さんの願い事がすてきでした。 高級スーパーには殆ど行きませんが、空いているので落ち着きますね。2015/09/06

あつひめ

31
高級マーケットの空間は日常とはかけ離れた空間でもあると思う。日常からかけ離れた恋と同じ・・・。手が届きそうで手が届かない。お店の中ではキラキラ輝いていたものが一歩外に出ると輝きを失ってしまう。なんであんなに欲しかったのかと自分でもわからなくなる。日常生活が輝いていないように感じる訳みたいなものをそっと教えてくれる感じ。深夜の高級スーパーマーケット・・・夢の世界みたいな感じかな。2011/10/26

ゆい

13
マルシェアンジュールという高級スーパーに、何らかの気持ちを持っている人々の物語。距離の冒頭と記憶が好きかなあ。うーん、くすぐったくてだめだった。好きな人がいる時だけの気持ちの描写はうまいのだけど、うますぎてくすぐったい!2015/03/07

アコ

13
24時間営業の高級スーパーマーケット“マルシェ・アンジュール”に足を運ぶいう共通点をもつ連作ではない短篇集。こうしたスーパーは好きだし行きたくなるものの、いつもより読むのに時間がかかったのは物足りなさがあったからなのかな。パンチがない、というか。読みにくいとか嫌いとかではなく、読んだそばから忘れてしまうようなところがあったというか。ただ野中さんのやわらかな文章、特に食べ物の描写の上手さはやはり好き。あと「わたしって本当にギリシャ神話とかそっち系が苦手なんだな」と改めておもった。ちょっとトホホな気分。2013/06/04

くまた

12
図書館にて。高級スーパー、買う買わないは別として、好きなので借りてきた。でもなんだかよくわからない…という感想。素敵なスーパーであろう事は理解出来た。表紙が可愛い。2017/10/31

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