出版社内容情報
細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか? カギは大脳新皮質の構成単位「皮質コラム」にあった。ひとつの物体や概念に対して何千ものコラムがモデルを持ち、次の入力を予測している――脳と人工知能の理解に革命を起こす「1000の脳」理論、初の解説書
内容説明
脳の最大の謎が解けた!細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか?ビジネスと研究、AI(人工知能)と神経科学を行き来する異端児による、人類未到の知的挑戦。
目次
第1部 脳についての新しい理解(古い脳と新しい脳;ヴァーノン・マウントキャッスルのすばらしい発想;頭のなかの世界モデル ほか)
第2部 機械の知能(なぜAIに「I」はないのか;機械に意識があるのはどういうときか;機械知能の未来 ほか)
第3部 人間の知能(誤った信念;人間の知能による人類存亡のリスク;脳と機械の融合 ほか)
著者等紹介
ホーキンス,ジェフ[ホーキンス,ジェフ] [Hawkins,Jeff]
1957年生まれ。神経科学者、起業家。神経科学とAI(人工知能)の研究を行なうヌメンタ社の共同創業者、チーフサイエンティスト。1979年にコーネル大学で電気工学の学士号を取得後、インテルのソフトウェア・エンジニアとして数年間働く。1986年にカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で神経科学の博士課程に進んだが、大学という組織のなかで脳を総合的に研究することの壁に突き当たってシリコンバレーに戻り、1992年にパーム・コンピューティングを設立。現在のスマートフォンの先駆けとなる携帯情報端末「パームパイロット(PalmPilot)」を開発した。2002年、レッドウッド神経化学研究所を設立。2005年、同研究所をUCバークレーに移管するとともに、ヌメンタを設立。ホーキンスのアイデアはアンドリュー・エンや松尾豊らAI分野の著名人に影響を与え、各方面から賞賛を集めている
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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