図書館ねこベイカー＆テイラー―小さな町に奇跡を起こした２匹の物語

ラウチ，ジャン〈Ｌｏｕｃｈ，Ｊａｎ〉/ロガック，ライザ【著】〈Ｒｏｇａｋ，Ｌｉｓａ〉/羽田 詩津子【訳】

早川書房（2016/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 323p／高さ 19cm
• 商品コード 9784152096500
• NDC分類 936
• Cコード C0098

出版社内容情報

アメリカ西部の小さな町の公共図書館で飼われていた二匹の猫。全米の人気者になった彼らの思い出を飼い主の元司書がつづる感動実話。アメリカ西部の小さな町の公共図書館で飼われていた二匹の猫。かわいらしい折れ耳を持つ二匹が町の人々に深く愛され、全米の人気者になるまでの思い出を、飼い主の元司書がつづる感動のエッセイ

ジャン・ラウチ［ラウチ ジャン］

ライザ・ロガック［ロガック ライザ］

羽田　詩津子［ハタ シズコ］

内容説明

アメリカ西部ネヴァダ州ミンデンの小さな公立図書館に「ネズミ捕獲係」として雇われたスコティッシュフォールドの「ベイカー」と「テイラー」。かわいらしい折れ耳とまん丸な目をもつ２匹はたちまち人気を呼び、図書館に欠かせない存在に。そして、書籍卸売会社“ベイカー＆テイラー”社から名前をもらった２匹は同社のマスコットとなり、やがて世界的なスターへと成長していく―。長年２匹の「お母さん役」を務めた司書が、猫と本への深い愛情をこめて振り返る感動のエッセイ。全米各地で活躍する「図書館ねこ」たちの楽しいコラムも多数収録。

目次

図書館とネズミ
ベイカーとテイラー
２匹の日課
写真撮影のひと騒動
図書館に集まる人々
ベイカーがくれた癒し
わたしの生い立ち
図書館への就職
ポスターの人気
図書館の利用者たち
ベイカー＆テイラー・ファンクラブ
２匹のアーカイブ
ベイカーの散歩
変化の年
ミスター・フィギーニと猫たち
ベイカーの誕生日パーティー
ベイカーのいない図書館
セレモニー
ありがとうテイラー
図書館猫との１５年

著者等紹介

ラウチ，ジャン［ラウチ，ジャン］ ［Ｌｏｕｃｈ，Ｊａｎ］
元図書館司書。さまざまな職業をへて、ネヴァダ州カーソン・ヴァレーのダグラス郡公立図書館に長年勤務し、ベイカーとテイラーの世話係を務める。１９６９年よりカーソン・ヴァレー在住

ロガック，ライザ［ロガック，ライザ］ ［Ｒｏｇａｋ，Ｌｉｓａ］
作家

羽田詩津子［ハタシズコ］
英米文学翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒業。猫やミステリ関連の訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ぶんこ]

ネヴァダ州の小さな町の図書館に二匹の猫がいた。館長と著者の2人で相談して選んだスコティッシュフォールドのベイカーとテイラー。暇さえあれば本を読んでいて、本と猫がいるのが最高の幸せというのに共感するので、楽しく読んではいたのですが、著者は公共図書館には野良猫は向かないと主張している点が納得できませんでした。途中途中に図書館猫を紹介するコラムがあって、そこには保護猫が殆どで、充分仕事をしています。それだけに血統に拘るよりは、むしろ保護猫に図書館に来てもらうように努力する司書さんに拍車したい。

2017/01/01

[ひらちゃん]

何故図書館に猫がいるって？昔はネズミ対策だったらしい。今は必要ないけどいたら楽しいだろう。想像しただけで図書館に行きたくなる。癒されるんだろうな(´∇｀)

2016/12/15

[いちろく]

紹介していただいた本。ネヴァダ州ミンデンの公立図書館に雇われた2匹のネコを巡るエッセイ。敢えて簡潔に、ねこ、かわいいよ、ねこ。

2018/02/15

[まるる]

図書館に猫がいるなんて素敵！しかも性格もいい！！日本にもこんな図書館があったらいいな、絶対に無理だと思うけど。古き良きアメリカなんですかね～。

2017/07/18

[宇宙猫]

元司書の回顧録。半分は彼女の話だったので、その部分はパラパラ飛ばし読みしちゃった。でも、図書館の引っ越しの間「なるべくたくさんの本を手元に置いてください」とお願いする経費削減術に感心。図書館に猫がいることといい、古き良き時代ってところかも。

2017/05/16