Hayakawa novels
アパルーサの決闘

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088277
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

アパルーサの町に法律はなかった。多くの手下を抱えた牧場主ブラッグが牛耳る無法の町だ。秩序を保つべく果敢に立ち向かった保安官は、銃弾に倒れた。そこへ乗り込んできたのが、名うてのガンマン、ヴァージル・コールだった。町の顔役たちの依頼で新保安官に就任した彼は、助手のエヴェレットとともに、ブラッグとその一党に立ち向かう。巧妙な作戦で見事にボスのブラッグその人を拘束することに成功したコールだったが、それは長く続く戦いの序章に過ぎなかった…。大砂塵の町、腕利きの用心棒、無法者の群れ、無敵の早撃ち、妖しの美女、恐るべき強敵、鉄路の闘い、荒野の大追跡、インディアンの襲撃、壮烈なガンファイト、迫りくる時代の波、1対1の決闘、そして男と男の揺るぎなき友情。巨匠パーカーが、その剛腕を思う存分ふるった、本格ウェスタン小説の決定版。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場の『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー。1976年の『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、2002年には同賞の巨匠賞を受賞した

山本博[ヤマモトヒロシ]
1931年生、早稲田大学大学院法律科修了、弁護士・著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

279
★★★★☆ アパルーサという架空の町に保安官として雇われたコールとヒッチの活躍を描いた西部劇。コールは天才的なガンマンだが、女性の見る目がなく、悪女アリーに心を奪われてしまう。そんな彼に仁義を尽くすヒッチの姿には心を揺さぶられた。 ガンファイトのシーンも盛り沢山で、飽きることなく読める良作だった。しかし今後コールが幸せになる未来は見えないな…2022/11/22

メルコ

5
エド・ハリスが監督主演した同名映画を観て気になり原作を手に取った。銃の使い手の保安官、敵役、そして魅力あるヒロインと西部劇の王道をいくストーリー。映画はほぼ原作どおりで、脚色したところを比べながら読んでいった。原作は保安官の助手の視点で語られ、「俺」と一人称でつづられていく。ヒロインがそのとき一番力のある男になびくという設定で、秩序のない世界で生きていく女性の一面であるかのよう。2018/12/24

wei xian tiang

4
まあまあ。結末が男女関係の私闘に戻って終わるところで,物語の構成として理解もしにくいし,物足りない。ひょっとすると町に有為だったかもしれない実業家を一人私闘で殺して,それで大団円なのか。2017/09/23

paxomnibus

3
以前映画化されたものを見た時はあまりピンと来なかった。本で、文章で書かれた方が作者の書きたかったことがよくわかったが、まあ、あれだ、ウエスタンというせいもあるが古色蒼然としているなと思った。いや、西部劇とすれば現代的なのかもしれないが(ネイティブアメリカンを尊重した描き方が好ましい)、女性キャラの扱い、すなわち作品のテーマが。映画で演じていたのはレニー・ゼルウィガーだったが、彼女の印象とはあまり合っていなかったのが映画がさほど受けなかった理由かも。彼女の弾くピアノの下手さ加減だけが今でも印象に残っている。2021/01/14

tai65

2
星4つ2018/02/05

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