出版社内容情報
やっぱりヒノキ 1000年超えても大丈夫!
1978年の初版から40年にわたり90回を超える増刷を重ねたロングセラーを読みやすく改版! 貧窮にめげず一子相伝の「宮大工」を生きた西岡氏と、軍隊帰りの厳しい姿勢で農学を究めた小原氏がタッグを組み、世界遺産・法隆寺の奇蹟を解き明かした力作。近年英訳され、欧米の研究機関でも読まれるようになった。ヒノキが生んだ「世界最古の建築物」の謎を易しく解説する、不朽の名著!
内容説明
“昭和最後の宮大工”となった名棟梁・西岡氏が木材工学を究めた碩学・小原氏とタッグを組み、世界遺産・法隆寺の奇跡を解きあかした力作。材料の見極めや構造の解析から技の習得、口伝の解釈まで、木匠の珠玉の言葉を科学の眼で実証していく。千年以上もの間、大伽藍を支えてきた木の秘密とは?日本の伝統文化が世界中から注目される今、英語圏でも読まれ始めた超ロングセラーを全面改版!
目次
第1章 飛鳥と木
第2章 木の魅力
第3章 木用貧乏
第4章 木は生きている
第5章 ヒノキと日本人
第6章 古代における木材の輸送
第7章 ヒノキ考
著者等紹介
西岡常一[ニシオカツネカズ]
1908年、奈良県斑鳩町生まれ。法隆寺の修復工事など多年にわたり宮大工として修業したのち、法輪寺三重塔の再建、薬師寺金堂および西塔復興の棟梁をつとめる。多数の木造伽藍を建て、昭和の最後の宮大工といわれた。日本建築学会賞、みどりの文化賞受賞。1992年、文化功労者。勲四等瑞宝章受章。1995年没
小原二郎[コハラジロウ]
1916年、長野県木曾生まれ。兵役5年ののち、京都大学卒業。農学博士。千葉大学工学部建築学科教授、工学部長を経て、千葉大学名誉教授。千葉工業大学常任理事。日本建築学会賞、日本建築学会大賞、みどりの文化賞受賞。勲二等瑞宝章、藍綬褒章受章。日本インテリア学会名誉会長、日本建築学会名誉会員、日本人間工学会名誉会員。専攻は人間工学、住宅産業、木材工学。著書多数。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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才谷
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教育文化経営学院