明日へ―東日本大震災命の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140814987
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

内容説明

大人に頼ることなく、大津波を生き抜いた184人の子どもたち。多くの死に向き合う一方で、家族として新しい命を授かった医師。理由を考える前に動き出すゲリラ・ボランティア=「スコップ団」の頼もしき面々。東日本大震災の取材にあたったNHKの記者やディレクター、カメラマンたちが、明日への希望を胸に抱き今日を懸命に生きる人々の姿を描き出す。

目次

第1章 地震発生―その現場では(宮城県―津波をとらえた;宮城県仙台市―避難する人々 都市機能が停止した夜 ほか)
第2章 力強く立ち向かう(青森県八戸市―つらいときほど笑っていたい;岩手県釜石市―大津波を生き抜いた184人の子どもたち ほか)
第3章 残された傷跡(岩手県釜石市―いつの日か、笑顔で…;岩手県宮古市―東日本大震災が浮かび上がらせた日本医療の現実 ほか)
第4章 明日へ(岩手県大船渡市―祈り―津波をくぐりぬけた聖書とともに;岩手県釜石市―夫が見守る家で―“巨大津波”その後の物語 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T. みぃた

3
「できない理由なんてない。全ての策が尽きたら、あきらめないって策がある」#スコップ団2011/09/11

G-dark

2
東日本大地震で大切な人を失った方々の、悲しみ、後悔、怒り、不安など様々な感情が綴られている本。「それでも、帰りたいんだよな。それが俺のふるさとなんだよな。帰りたい……帰りたい、帰りたいんだよな? でも、簡単に帰れないんだよな」(P76から抜粋) 被災者の方が語った言葉が心に突き刺さります。ふるさとに帰りたい。でも、もう昔のままのふるさとじゃない。地震を、津波を思い出す。亡くなった大切な誰かを思い出す。だから帰れない。帰りたくても帰れない。でも帰りたい。ふるさとだから。そんな複雑な感情が入り混じっていて…。2018/03/11

丸尾聡

1
NHkの報道するがわの取材の記録。個々の個々の状況への思いは感じられる。が、なんだろうこの寒々とした感じは。NHK的と言えばいいのか。薄っぺらい。そこにどうしようもなく伝えたい思いが感じられぬ故か。報道とはこういうものなのだろうか。また後書きに至るまで、ことに災害初期のNHKの報道のミスリードに触れぬ点も合点が行かないからかもしれない。スコップ団は、この本で初めて知った。HPなども拝見し,誤解を恐れずに言えば「かっこよく、たのしく」支援活動をする人間たちの存在に心を打たれる。2012/01/22

ブブジ

0
読売新聞社の記者の本を先に読んだからでしょうか、この本は事務的・お役所的な印象を受けました。ともすると、これまでNHKの報道番組で特集として組まれてきたコーナーの焼き直し、NHKではこんなことを訴えてきたんだよという宣伝・自慢?のように思えてしまいました。もう少し取材した記者の心情を表現して欲しかったというのが正直な気持ちです。震災の時の生の映像ではさすがNHKと感じていただけに、残念。2012/02/21

readtuktuk

0
被災地に入ったNHK記者、カメラマン、ディレクターたちによる取材記録。2012/01/09

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