内容説明
私たちはまさに医療革命の前線にいる。「サイズの決まった既製服を押しつける画一的な医療」から、「遺伝子レベルでの個人の違いに合わせる医療」へと、大きく転換していく流れの先頭に―癌、心臓疾患、アルツハイマーなど、私たちを脅かすリスクについて事前に知ることができるとしたら、傍観者のままでいられるだろうか?個人個人の遺伝子を解析し、それぞれに適した治療や薬を処方する「パーソナルゲノム医療」時代は、もはや始まっている。国際ヒトゲノム・プロジェクトを率いたトップ・サイエンティストが、遺伝子医療の未来をユーモアたっぷりに解き明かす、希望にあふれたサイエンス書。
目次
序章 もう、知らないではすまされない
1章 未来はとっくにはじまっている
2章 遺伝子のエラーがあなたに出るとき
3章 あなたの秘密を知るときがきた?
4章 癌はパーソナルな病気である
5章 人種と遺伝子
6章 感染症と遺伝子
7章 脳と遺伝子
8章 老化と遺伝子
9章 あなたの遺伝子にふさわしい薬をふさわしい量で
10章 一人ひとりが主役の未来へ
著者等紹介
コリンズ,フランシス・S.[コリンズ,フランシスS.][Collins,Francis S.]
遺伝学者、医学博士。イェール大学にて物理化学の博士号、ノースカロライナ大学にて医学博士号取得。イェール大学、ミシガン大学での研究生活を経て、1993年から2008年にかけて米国立ヒトゲノム研究所所長に。在任中、国際ヒトゲノム・プロジェクトの代表もつとめる。2009年より米国立衛生研究所(NIH)所長就任。ハッチンソン=ギルフォード症候群、嚢包性線維腫症、神経線維腫症、2型糖尿病をはじめ様々な遺伝性疾患の疾病遺伝子の発見に関わるなど、その業績は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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