ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト

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ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130860383
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C3098

目次

序章 自己翻訳とはなにか
第1章 ナボコフの「自然な熟語」―「一流」のロシア語から「二流」の英語へ
第2章 短編「報せ」―ホロコーストのあとさき
第3章 短編「重ねた唇」―消えうせた杖と組みかえられたトリック
第4章 『ディフェンス』―モラルをめぐるゲーム
第5章 『ロリータ』―ヘテログロッシア空間としてのアメリカ
第6章 訳注『エヴゲーニイ・オネーギン』―樹影譚としての翻訳論
第7章 ナボコフの「不自然な熟語」―エクソフォニー、あるいは「外化」から「異化」へ
終章 訳された「私」

著者等紹介

秋草俊一郎[アキクサシュンイチロウ]
1979年生れ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。ウィスコンシン大学マディソン校名誉客員研究員(2009~2010年)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。専攻は英米文学、ロシア文学、比較文学、現代文芸論など。本書の元になった博士論文を中心とした学業成績を対象に東京大学総長大賞(2008年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

24
自己翻訳とは「作者が自分の作品を自分で翻訳すること」を指す。本書はナボコフが書いた作品のロシア語版と英語版を比較することで、普通に読んでいたのでは絶対に見えない仕掛けをあぶり出そうとするもの。▼面白い。未読の作品もあらすじを書いてくれているので読もうと思えば読める。しかし、ネタバレから先に読むのもつまらない。あらかじめ白紙の状態で元の作品を読んでおいた方が当然楽しさも増すはず。ということで、第二章の途中までと、第五章の『ロリータ』論、あとがきだけ読んで、一旦中断。2016/02/26

Ecriture

6
『ロリータ』論を中心に。ナボコフにおいて英語とロシア語に焦点を当てた議論は多いものの、ハンバートの母語であるフランス語に注目したものは十分ではなかった。『ロリータ』の細部を愛撫することによって、ハンバートのフランス語の用法に自己弁護と自己欺瞞を読み、フランス語が使われなくなったことに懺悔と告解を読む。2011/11/08

メルセ・ひすい

5
15-08 東大Dr.論文 ‘08人文社会学系研究科現代文芸論専修☆主査・沼野充義 副査・柴田元幸 …そして初夏のある日、近所の坂を登っているとき最後のピースがビタリとはまったのを感じた。その後ひと夏かけて、頭の中で組み上がったパズルを文字に写し取る作業に没頭した。…★今ここにこうしてあるものはそれとはまったくちがうなにかだということはわかった。…バイリンガル作家ナボコフは、どんな謎を作品に仕掛けたのか。1つの作品の英語版とロシア語版を読み比べ、従来の作品解釈に変更を迫るような数々の発見を提示。2011/04/24

EnJoeToh

3
素晴らしい。2011/04/28

月華

2
図書館 2011年2月発行。博士論文をもとに書かたとのこと。2022/06/20

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