柳宗悦の視線革命―もう一つの日本近代美術史と民芸の創造

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柳宗悦の視線革命―もう一つの日本近代美術史と民芸の創造

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130830843
  • NDC分類 750.21
  • Cコード C1070

出版社内容情報

博覧強記の巨人・柳宗悦。その活動はそのまま、近代日本が強いられた、知的かつ美的な苦闘の縮図である。「全球的時代状況との同時的感応」という世界的な知と美の変動の中を疾走した柳の軌跡を通し、もう一つの日本近代美術史の可能性の中心と民芸の創造のダイナミズムを描く。

内容説明

生と死、刹那と永遠、有限と無限…あらゆる二元論を超えて、聖なるものの顕現を日常生活の直中に見出した博覧強記の巨人・柳宗悦。西岡文彦は、そうした柳の生涯と思索、「民芸」提唱以前と以後、「新しき科学」と「新しき芸術」の間に総合と調和を与え、ジョイスやプルースト、ウルフの同時代人として生きたその相貌を際立たせる。

目次

脱亜入欧のロダン―近代日本の美術言説を決定した雑誌「白樺」の熱狂
革命の画家―日本最初期のモダニズム讃美者としての柳宗悦
リーチと天心のロンドン―「白樺」の「文学的」美術言説の原風景
西田哲学と大拙禅と柳のセザンヌ―近代美術批評の思想基盤としての『善の研究』
「白樺」と「劇団民藝」のゴッホ―「呪われた画家」が日本で「炎の人」になった理由
啄木と柳、それぞれの大逆事件―知識人の沈黙と「悲しき玩具」としての芸術
第7章 マティスと民芸、「白樺」に見る文人趣味―貴族趣味としての清貧礼讃美と反技巧主義
白樺美術館から日本民芸館へ―展示を「創作」とした柳の先駆的キュレーション
ブレイクと民芸の直観―ウルフのヴィジョン、ジョイスのエピファニー
純粋経験のアリア―声楽家柳兼子と美学者柳宗悦の誕生
ゴーギャンのタヒチ、柳の朝鮮―アナキスト・プリンスのオリエンタリズム
李朝白磁のオード―柳のキーツと郡虎彦のプルースト
平常美これ道なり Life Itself―柳とリーチの民芸

著者等紹介

西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
多摩美術大学名誉教授。版画家。1952年生まれ。柳宗悦門下の版画家森義利に入門、徒弟制にて民芸手法の型絵染を修得、現代版画手法としての合羽刷として確立。日本版画協会展、国展で受賞(1977・78)、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ五十周年展(2005)に招待出品。作品が雑誌「遊」(工作舎)に起用されたことを機に編集・デザインに活動の幅を拡げ、ジャパネスクというコンセプトを提唱。1992年国連地球サミット関連出版にロバート・ラウシェンバーグらと参画、2005年愛知万博企画委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。