言語接触―英語化する日本語から考える「言語とはなにか」

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130830799
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C1080

出版社内容情報

イントロダクション(嶋田珠巳)

第I部 言語接触を考える基礎
第1章 言語接触とはなにか(嶋田珠巳)
第2章 言語はどこにあるか――言語における固有と外来(林徹)
第3章 人間の言語能力と言語多様性――言語に向き合う視点(上野善道)

第II部 日本語の歴史を考える視点
第4章 日本語と漢語・漢文(遊佐 昇)
第5章 近代日本の国語政策(安田敏朗)
第6章 日本語の現代的諸相(真田信治)

第III部 文化の生態系を考える視点
第7章 言語接触からみた琉球諸語――琉球諸語の多様性の喪失(狩俣繁久)
第8章 文化(生態系)を映しだす言語のかたち(宮岡伯人)
第9章 英語詩の中のアイルランド――シェイマス・ヒーニーの場合(栩木伸明)

第IV部 日本語の未来を考える視点
第10章 英語化する日本語とその未来(斎藤兆史)
第11章 外来種論争から考える日本語と英語(岡ノ谷一夫)
第12章 英語侵略に抗うための,ことばの教育(大津由紀雄)

エピローグ(嶋田珠巳)

言語接触と日本語の未来を考えるブックリスト

内容説明

100年後、この国はどんな言葉を話しているのだろうか。人工知能の出現と浸透が「人間とはなにか」を問うように、多言語社会の到来は「言語とはなにか」を問う。それらの問いはそれぞれに、“人間性”を際立たせ、“言語性”を突き詰めさせるのかもしれない。「言語接触」はその問いを解く重要な鍵であることはまずまちがいない。

目次

プロローグ
第1部 言語接触を考える基礎―言語接触とはどのようなもので、そもそも言語とはなにか(言語接触とはなにか;言語における固有と外来;人間の言語能力と言語多様性)
第2部 日本語の歴史を考える視点―日本語にもある、さまざまな出会いの経験。そこにある「言語接触」とは(日本語と漢語・漢文;近代日本の国語政策;日本語の現代的諸相)
第3部 文化の生態系を考える視点―言語は人々の生活においてどのような機能を担っているのか(言語接触から見た琉球語―琉球語の多様性の喪失;文化(生態系)を映し出す言語の“かたち”
英語詩の中のアイルランド)
第4部 日本語の未来を考える視点―英語は日本語の将来にダメージを与えるのか(英語化する日本語とその未来;外来種論争から考える日本語と英語;英語侵略に抗うための、ことばの教育)
エピローグ―この本をまとめるなかで考えたことなど

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

8
我々が使用している母語及び外国語について考えさせられる一冊。19年刊行。先日読了の斎藤兆史先生の「英語達人列伝Ⅱ」から導かれた本書。触れ合った言語状況や言語に及ぼす影響を研究する分野「接触言語学」を扱った論文12本収録。歴史的に俯瞰した方言や言語政策は正直難解。一方で興味の焦点は斎藤先生と岡ノ谷一夫先生論考。非常に興味深く、示唆に富み目から鱗。「英語を使うと会話が洗練された、知的なものになる」と言う思い込みと従属意識にも似た国民感情は払拭出来ないのか。生物多様性の観点からの言語接触は大きな学びとなった。2024/01/14

Akiro OUED

2
日本のコドモだったカズオ・イシグロは、英語で文学してノーベル賞を受けた。日本語が母語として定着していないコドモを、英語に濃厚接触させると、第二のKAZUOが生まれるのかな。 後付け英語による表現力は、母語の日本語のそれを上回ることはない。言語とは、思考の必須道具だからね。2020/03/15

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