出版社内容情報
はじめに(平野啓一郎)
高橋源一郎/聞き手・武田将明
『さようなら,ギャングたち』(1981)
『日本文学盛衰記』(2001)
『さよならクリストファー・ロビン』(2012)
関連年譜/著作目録/インタビューを終えて(武田将明)
古井由吉/聞き手・阿部公彦
『辻』(2006)
『白暗淵』(2007)
『やすらい花』(2010)
関連年譜/著作目録/インタビューを終えて(阿部公彦)
瀬戸内寂聴/聞き手・平野啓一郎
『夏の終わり』(1963)
『美は乱調にあり』(1966)/『諧調は偽りなり』(1984)
『源氏物語』現代語訳(1998)
関連年譜/著作目録/インタビューを終えて(平野啓一郎)
内容説明
小説家たちは、なにを書いてきたのか。珠玉のインタヴュー集、かつ良質なブックガイド。
目次
高橋源一郎―詩が書けないっていうのが、小説を書く動因の一つです(大切なことを言うときの「いやな感じ」;六〇年代半ばの映画、文学、音楽;三十歳近くで小説につかまれる ほか)
古井由吉―老年への急坂で書いたものに、私のものが煮詰まっている(「僕にとって一番節目だった」;言葉から音律が失せていくこと;小説と歌の力 ほか)
瀬戸内寂聴―何を書いてきたかって、愛と情熱じゃないかしら(瀬戸内晴美から瀬戸内寂聴へ;幼少期に本と出会う;書き始めたのは女学校時代 ほか)
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長編小説賞優秀作、88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞
古井由吉[フルイヨシキチ]
1937年生まれ。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年生まれ。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。73年に中尊寺で得度受戒。法名・寂聴(旧姓・晴美)。92年に『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。06年、文化勲章を受章
平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年生まれ。京都大学在学中に99年、『日蝕』で芥川賞を受賞。2009年『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『ドーン』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、14年フランスの芸術文化勲章シュヴァリエ、17年『マチネの終わりに』で渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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