出版社内容情報
植民地期台湾で上映・撮影された映画が2003年に発見された.その数は映画フィルム168本および検閲済映画脚本135冊に上る.本書は,その膨大な資料を分析し,最新の研究成果を踏まえ植民地期の台湾研究に新たな光をあてる.【DVD付】
目次
発見された植民地期台湾映画フィルム
第1部 日本から移入された映画(植民地期台湾で巡回上映された娯楽映画の特徴;台湾で見つかった戦前日本アニメーション映画―フィルム・アーキビストはどう見たか;「銃後」の“あるべき国民”と植民地台湾の映画利用―国民精神総動員運動との関係から)
第2部 台湾で製作された映画(植民地台湾の戦時動員と映画―『台南州国民道場』を中心に;『南進台湾』が展示する「統治者の視点」;植民地期台湾の文化映画における聴覚的要素の検討;「台湾らしさ」を排除した『南進台湾』の背景音楽―皇民化運動表現との関連性)
著者等紹介
三澤真美恵[ミサワマミエ]
日本大学文理学部中国語中国文化学科教授。専門は台湾史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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