出版社内容情報
野生から友人へ――イヌは私たちにとってたいへん身近な動物である.オオカミを祖先にもつといわれるかれらは,どのようにして人類の〈友人〉となっていったのだろうか.かれらの進化,感覚,行動,そしてヒトとの関係をとおして,生きものとしてのイヌの魅力をさぐる
目次
第1章 野生から人類の友人へ―進化と家畜化(イヌのなかま;イヌの進化 ほか)
第2章 狩人としてのイヌ(狩猟戦術;超感覚 ほか)
第3章 群れの生活とイヌの行動(群れとリーダー;支配と服従 ほか)
第4章 ヒト社会のなかに生きる動物(なぜヒトはイヌを飼うのか;ヒトを癒す ほか)
第5章 これからのイヌ学―ヒトとのよりよい関係を求めて(つくられたイヌの宿命;高齢化するイヌたち ほか)
著者等紹介
林良博[ハヤシヨシヒロ]
1946年富山県に生まれる。1969年東京大学農学部卒業。1975年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授・農学部長、農学博士。専門は獣医解剖学。陸生脊椎動物を中心に比較形態学的研究を進める。「ヒトと動物の関係学会」を設立、学会長に就任し、広く「ヒトと動物の関係学」を志向する
佐藤英明[サトウエイメイ]
1948年北海道に生まれる。1971年京都大学農学部卒業。1974年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。現在、東北大学大学院農学研究科教授、農学博士。専門は生殖生物学・動物発生工学。家畜卵子の大量生産技術の開発、体細胞クローン技術を用いた遺伝子改変動物の作出などを研究テーマとする
猪熊寿[イノクマヒサシ]
1961年香川県に生まれる。1984年東京大学農学部卒業。1986年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。現在、山口大学農学部助教授、獣医学博士。専門は獣医内科学。家畜および野生動物のマダニとマダニ媒介性疾患に関する研究をテーマに、基礎獣医学から臨床獣医学までさまざまな研究を展開する
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ひでっち