出版社内容情報
土壌は,生物を育て,自然環境を形成する母体である.本書は,この土壌の中の水,気体,化学物質の貯留・放出・移動について体系的に解説する農業工学の教科書である.生物生産,砂漠の緑化,土壌の荒廃防止,水資源の利用等,今日的課題の基礎として必読の書.
内容説明
本書は、土における水と、水に溶解した物質、そしてガスの複合的振舞いのシステムを体系的に整理し、その現象形態の解析方法と、それぞれの土中存在量の典型的な変化形態について、学部の学生にも理解できるように、図表を多くして、易しく噛み砕いて解説した。
目次
1章 土と物質移動
2章 水の移動と浸潤
3章 溶質の集積・溶脱と移動
4章 ガスと水蒸気の移動
5章 土の乾燥と水移動
6章 微生物活動と物質移動
7章 粘土の膨張・収縮と水移動
8章 水移動と熱エネルギー