オスマン朝宮殿の建築史

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オスマン朝宮殿の建築史

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  • サイズ A5判/ページ数 265,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130668569
  • NDC分類 522.6
  • Cコード C3052

出版社内容情報

旅行記や絵画などの史料を駆使し、宮廷・政治制度と儀礼空間の関係性に着目しながら、宮殿群建築の歴史的変遷の過程を描き出す。近年,イスラーム世界における前近代最大の帝国のひとつであるオスマン朝の重要性が認識されてきたが,統治の中心となった宮殿の建築についてはいまだ不明な点が多い.本書は,限られた当時の旅行記や絵画などの史料を駆使し,宮廷・政治制度と儀礼空間の関係性に着目しながら,宮殿群建築の歴史的変遷の過程を明らかにする.

序 章 帝国・帝都・宮殿

1 本書のねらい

2 歴史的背景

3 オスマン朝の宮殿とイスラーム世界の宮殿

4 本書の課題と構成



第1章 エディルネ旧宮殿の成立

1 エディルネ遷都の時期――アナトリアからバルカンへ

2 15世紀以前のアナトリアにおける宮殿建築

3 エディルネ旧宮殿の概要と成立時期

4 エディルネ旧宮殿の空間と謁見儀礼

5 エディルネ旧宮殿の起源をめぐって

6  小 結



第2章 閣議・謁見儀礼の変容とトプカプ宮殿の空間

1 トプカプ宮殿の概観

2 トプカプ宮殿における諸儀礼

3 メフメト2世のトプカプ宮殿と儀礼

4 謁見儀礼の廃止とトプカプ宮殿の発展



第3章 オスマン宮廷の移動

1 西アジアにおける諸王朝の宮廷と移動

2 スルタンの所在地からみた旧都エディルネと新都イスタンブル

3 宮廷と牧地

4 オスマン朝の二つの都と庭園・牧地



第4章 イスタンブル旧宮殿の建設とその機能

1 研究の背景

2 イスタンブル旧宮殿の敷地

3 旧宮殿の建築空間

4 外廷機能の不在

5 内廷の宮殿



第5章 16世紀以降のイスタンブルにおける都市儀礼と宮殿群

1 イスタンブルにおける離宮・庭園の建設

2 ユスキュダル宮殿とダウト・パシャ宮殿

3 新たな儀礼空間としての郊外離宮――ユスキュダルとダウト・パシャ

4 帯剣式と都市郊外での儀礼

5 離宮・庭園と郊外での儀礼



結 び 

1 本論文の概要

2 オスマン朝の宮殿像再構築と今後の課題



補 論 トルコ建築史・都市史研究史

1 はじめに――研究紹介の範囲

2 建築史

3 都市史



A History of Ottoman Palatial Architecture

川本 智史[カワモト サトシ]
川本 智史
川本智史:東京外国語大学大学院総合国際学研究科特別研究員

目次

序章 帝国・帝都・宮殿―オスマン朝の権力と空間
第1章 エディルネ旧宮殿の成立
第2章 閣議・謁見儀礼の変容とトプカプ宮殿の空間
第3章 オスマン宮廷の移動
第4章 イスタンブル旧宮殿の建設とその機能
第5章 一六世紀以降のイスタンブルにおける都市儀礼と宮殿群
結び
補論 トルコ建築史・都市史研究史

著者等紹介

川本智史[カワモトサトシ]
1981年前橋市生まれ、北海道育ち。2004年東京大学工学部建築学科卒。2013年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。現在、日本学術振契会特別研究員(東京外国語大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。