明治・大正の日本の地震学―「ローカル・サイエンス」を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130667081
  • NDC分類 453.021
  • Cコード C3044

出版社内容情報

日本の科学全般が西欧に追いつこうとしていた明治時代,日本の地震学は世界のトップを走っていた.どのようにして日本の地震学が,あるいは地震学者・大森房吉が世界において中心的な位置に立てたのか,そしてなぜその中心的な位置からはずれたのかをダイナミックに論じる.

目次

序章 地震学と日本の科学史
第1章 地震計の科学、ネットワークの科学―外国人による地震研究
第2章 予防と防御の科学―「日本の地震学」への変容
第3章 世界を観測する―統計、地震計、そして大森房吉
第4章 物理学の挑戦―大森地震学の忘却
終章 「追いつき」のヒストリオグラフィーを超えて

著者等紹介

金凡性[キムボムソン]
1972年韓国慶尚北道浦項市に生まれる。1997年ソウル大学人文学部東洋史学科卒業。2000年同大学院科学史課程修了、理学修士。2005年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、日本学術振興会外国人特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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