東大ハチ公物語―上野博士とハチ、そして人と犬のつながり

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東大ハチ公物語―上野博士とハチ、そして人と犬のつながり

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  • サイズ B6判/ページ数 230,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130661621
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C1045

出版社内容情報

ハチと上野博士の新しい物語が始まる――忠犬ハチ公没後80年、東京大学農学部で銅像になって大好きな上野先生と再会!

ハチと上野博士の新しい物語が始まる――忠犬ハチ公の没後80年,渋谷駅で飼い主の上野英三郎博士を待ち続けたハチは,上野博士が教鞭をとった東京大学農学部で,大好きな上野博士と銅像になって再会する.それを記念して,ハチと上野博士をめぐるさまざまなストーリーを新たに紡ぐ.

プロローグ 「東大ハチ公物語」のシンボリズム(一ノ瀬正樹)

第1話 「ハチ」そして「犬との暮らし」をめぐる哲学断章(一ノ瀬正樹)
 エピソード1 「忠犬ハチ公」は「忠犬」だったのか(松井圭太)
第2話 誇り高き秋田犬と飼い主の関係性(新島典子)
 エピソード2 「忠犬ハチ公」の剝製(林 良博)
第3話 ハチの死因とイヌの病気の変遷 (中山裕之)
 エピソード3 めざせ先輩犬ハチ(長谷川寿一)
第4話 学を喰うイヌ(遠藤秀紀)
 エピソード4 映画『ハチ公物語』,『南極物語』に見る日本人のイヌ観(溝口 元)
第5話 上野英三郎博士と愛犬ハチ(塩沢 昌)
 エピソード5 ハチと渋谷区(桑原敏武)

エピローグ 人と犬のつながり(正木春彦)
あとがき(一ノ瀬正樹・正木春彦)

【著者紹介】
一ノ瀬 正樹
一ノ瀬正樹:東京大学大学院人文社会系研究科教授

内容説明

本書は、東京大学農学部弥生キャンパスに、ハチ没後「ハチ十年」を記念して建てられた「ハチ公と上野博士像」(東大ハチ公像)と連携しつつ、東大とハチの関係を論じ、ハチ公物語に象徴される、人と犬のつながりについての、アカデミックな表象の広がりを展開する書物である。哲学、動物学、遺体科学、社会学、農地環境工学など、多様な視点から、新たなハチ公物語が紡ぎ出される。人間にもっとも身近な動物、犬、とのふれあい物語が、学問のなかでどのように昇華され、描出されていくのか。必ずしもたんなる感動物語の再生産ではない、実証と内省と陰影交わる襞のごとき、複層的な色合いが浮かび上がってくるだろう。

目次

プロローグ 「東大ハチ公物語」のシンボリズム(新しい表象空間へ;歴史の物語論;東大とハチ ほか)
第1話 「ハチ」そして「犬との暮らし」をめぐる哲学断章(犬の死;ハチがもたらすもの;人間的な問い ほか)
第2話 誇り高き秋田犬と飼い主の関係性(秋田県の特徴;秋田県関連団体の活動;秋田犬の性格 ほか)
第3話 ハチの死因とイヌの病気の変遷(ハチの死因;イヌの病気の変遷;伝染するがん ほか)
第4話 学を喰うイヌ(命の化け物;野生原種に探るイヌの素因;オオカミのコミュニケーション ほか)
第5話 上野英三郎博士と愛犬ハチ(上野博士と農業土木ガク;日本の気候と水田;水田の構造と灌漑排水 ほか)
エピローグ 人と犬のつながり

著者等紹介

一ノ瀬正樹[イチノセマサキ]
1957年茨城県に生まれる。1988年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東洋大学文学部助教授、東京大学大学院人文社会系研究科助教授などを経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授および英国オックスフォード大学Honorary Fellow、博士(文学)

正木春彦[マサキハルヒコ]
1952年福岡県に生まれる。1977年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。東京大学農学部助手、東京大学農学部助教授などを経て、東京大学大学院農学生命科学研究科教授、農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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清水勇

2
リチャードギア主演の映画「Hachi約束の犬」を見て、渋谷ハチ公のことが気になりインターネットでこの本の存在を知った。東京大学出版会発行で目次に「シンボリズム」「哲学断章」「関係性」等論文風の題目が並び著者も東大の偉い方達で、固い内容かと思って読み始めたが、各著者の「ハチ」に対する暖かい思いを感じた。飼主の上野教授と一緒にいた期間は1年半にも満たないのに、「ハチ」は10年間も渋谷駅で待ち続けた。この本の著者は「ハチは決して忠犬ではなく、ただ上野教授に会いたいとという強い思いからの行動だ」と言う。納得。2016/06/07

yukiko-i

0
ハチにまつわるエピソードや様々な分析が講じられ、新たなハチの一面が知れました。ハチといえば、映画ハチ公物語のイメージが強く、人に都合の良いように解釈されている部分も多々あるようです。何はともあれ、核となっているのは上野博士のハチに対する無償の愛で、2015年に東大に建てられたモニュメントの姿に象徴されているように感じました。 2015/07/14

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