出版社内容情報
ユークリッド『原論』の新訳と詳細な解説。整数論と非共測量(通約不能量)の分類論を扱う。【シリーズ全5巻/第3回配本】
『原論』の二冊目にあたる本巻では,整数論(第VII―IX巻)と非共測量(通約不能量)の分類論(第X巻)を扱う.第VII―IX巻ではこれまでの研究になかった斬新な解釈を提示.100を超える命題からなる難解な第X巻は,誰もが理解できるよう丁寧な解説を加える.【シリーズ全5巻/第3回配本】
『エウクレイデス全集』総序
凡例
『原論』解説(VII-X巻)(斎藤 憲)
第1章 底本・写本・図版について
1.1 底本について
1.2 図版について
第2章 数論諸巻解説
2.1 定義と基本概念
2.2 第VII巻解説
2.3 第VIII巻解説
2.4 第IX巻解説
2.5 整数論における特徴ある議論
2.6 整数論諸巻に関する3つの問題
第3章 第X巻解説:概念・術語と「根本的問題」
3.1 長大だが単純な第X巻
3.2 根本的問題とは:現代的表現
3.3 基本的な概念と術語
3.4 『原論』第X巻の根本的問題
第4章 第X巻の構成
4.1 定義・命題の数と順序
4.2 第X巻の区分
4.3 第X巻第1部(定義および命題X.1-35)
4.4 第X巻第2,3部の構成
4.5 第X巻最後の部分
4.6 補足
第5章 第X巻の成立と伝承
5.1 第X巻の歴史的位置付け
5.2 第X巻のテクストの伝承について
5.3 第X巻の研究,解説
『原論』VII-X巻(斎藤 憲(訳・解説))
第VII巻/第VIII巻/第IX巻/第X巻
参考文献/用語索引/人名索引
【著者紹介】
斎藤 憲
斎藤 憲:大阪府立大学学術研究院第一学群人文科学系教授
目次
『原論』解説(7‐10巻)(底本・写本・図版について;数論諸巻解説;第10巻解説:概念・術語と「根本的問題」;第10巻の構成;第10巻の成立と伝承)
『原論』7‐10巻(第7巻;第8巻;第9巻;第10巻)
著者等紹介
斎藤憲[サイトウケン]
1958年生まれ。1990年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、大阪府立大学学術研究院第1学群人文科学系教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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