中世的空間と儀礼

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  • サイズ A5判/ページ数 434,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130652032
  • NDC分類 520.2
  • Cコード C3352

出版社内容情報

社会構成・文化のうえでも多元性の明確になった中世――儀礼の場である空間が,それを取り巻く社会的な側面と密接に相互作用しつつ変容していくさまを,多様な建築類型・地域を対象に描き出す.

内容説明

多元性の時代―空間形態の変容を軸に「中世」を捉えなおす。儀礼の場である空間が、それを取りまく社会的な側面と密接に相互作用しつつ変容していくさまを、多様な建築類型・地域を対象に描き出す。

目次

序 中世的空間の形成
1 大規模造営の時代
2 主殿の成立過程とその意義
3 中世地縁共同体宗教施設の輪郭
4 中世イスラム都市の諸相
5 ロマネスクの修道院建築における設計法と霊性表現―ル・トロネのプロポーション試論
6 「輝ける過去」からの呪縛―中期ビザンツ帝国の建築と儀式

著者等紹介

鈴木博之[スズキヒロユキ]
1945年生まれ。東京大学大学院工学系研究科教授。建築史。工学博士。著書『東京の「地霊」』(文藝春秋、1990、サントリー学芸賞)、『ヴィクトリアン・ゴシックの崩壊』(中央公論美術出版、1996、日本建築学会賞)、『都市へ』(中央公論新社、1999、建築史学会賞)ほか

石山修武[イシヤマオサム]
1944年生まれ。早稲田大学理工学部教授。建築家。1996年ヴェネチア・ビエンナーレ建築展金獅子賞、1998年日本文化デザイン賞、1999年織部賞、2001年芸術選奨文部科学大臣賞。作品『伊豆の長八美術館』(1984、吉田五十八賞)、『宮城県立リアス・アーク美術館』(1994、日本建築学会賞・軽金属協会建築賞)、ほか多数

伊藤毅[イトウタケシ]
1952年生まれ。東京大学大学院工学系研究科教授。建築史・都市史。工学博士。著書『都市の空間史』(吉川弘文館、2003、建築史学会賞)ほか

山岸常人[ヤマギシツネト]
1952年生まれ。京都大学大学院工学研究科助教授。建築史。工学博士。著書『中世寺院社会と仏堂』(塙書房、1990)、『中世寺院の僧団・法会・文書』(東京大学出版会、2004、建築史学会賞受賞論文所収)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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