出版社内容情報
技術者の心に由来する「知」のありように迫る.技術者の思考プロセスの背後にあってプロセスを支配する「なにか」を「プロセス知」としてとらえ,そのさまざまな姿,性質を論じる.そのプロセス知の体系化はどうなされるのか,また蓄積,伝達の方法は?
内容説明
エンジニアの「知」は21世紀を拓けるか。モノを「つくる」とは、どういうことか。技術者の心に由来する「知」のありように迫る。技術における「知」の現代性を確認する。
目次
第1部 プロセス知の諸相(歴史科学としての新しい工学体系;町工場のプロセス知;船体曲面加工のプロセス知)
第2部 プロセス知の理論(プロセス知の視点;プロセス知の情報モデル;一般設計学のプロセス知 ほか)
第3部 プロセス知の蓄積(設計の説明と理解のためのヒストリベース;自然法則知識の体系化;日本の歴史のなかのモノづくり;人工物博物館の提唱)