内容説明
うつ病、PTSD、ナルコレプシー、トゥレット障害…。精神疾患の不思議な症状が、脳のはたらきと精神の深層を照らし出す。脳が織りなす精神の不思議。
目次
第1章 総論―精神疾患からこころの深層に迫る脳科学のアプローチ
第2章 人格・行動の変化と前頭葉損傷
第3章 トゥレット障害―「随意」と「不随意」の間
第4章 快情動と依存
第5章 統合失調症―「分子」と「精神」の間
第6章 うつ病と神経可塑的変化
第7章 双極性障害―脳にとって、気分とは何なのか?
第8章 PTSDと解離性障害にみる記憶と自己の多重性―消せない現在、見失われた過去
第9章 ナルコレプシーと睡眠制御機構
著者等紹介
甘利俊一[アマリシュンイチ]
理化学研究所脳科学総合研究センター長。1936年生まれ。1958年東京大学工学部卒業。1963年九州大学工学部助教授。1967年東京大学工学部助教授。1982年同教授。2003年より現職
加藤忠史[カトウタダフミ]
理化学研究所脳科学総合研究センター。老下・精神疾患研究グループ・ディレクター。1963年生まれ。1988年東京大学医学部卒業。1989年滋賀医科大学附属病院助手。1999年東京大学医学部附属病院講師。2003年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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