出版社内容情報
生物学の基礎としての分類学.その歴史とシステムをみながら,動物界における哺乳類の位置を確認し,「種」とはなにかを考える.さらに野ネズミ類の研究から地理的変異をとらえ,それらを通して日本の動物相のなりたちを探る.動物分類学入門の書.
内容説明
分類学は生物学の基礎である。哺乳類の生物多様性を理解するために、分類学のシステム、種の認識、そして分類学と生物地理学との関係などについて解説する。
目次
1 分類学とはなにか
2 分類学と哺乳類
3 分類学のシステム
4 種の認識
5 個体群の変異
6 分類学から生物地理学へ
著者等紹介
金子之史[カネコユキブミ]
1944年千葉県に生まれる。1967年京都大学理学部動物学科卒業。1972年京都大学大学院理学研究科博士課程単位修得退学。香川大学教育学部教授などを経て、香川大学名誉教授、理学博士
高槻成紀[タカツキセイキ]
1949年鳥取県に生まれる。1973年東北大学理学部卒業。1978年東北大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学大学院農学生命科学研究科助教授、東京大学総合研究博物館教授、麻布大学獣医学部教授などを経て、麻布大学いのちの博物館上席学芸員、理学博士
粕谷俊雄[カスヤトシオ]
1937年埼玉県に生まれる。1961年東京大学農学部水産学科卒業。(財)日本捕鯨協会鯨類研究所研究員、東京大学海洋研究所助手、水産庁遠洋水産研究所鯨類資源研究室長・外洋資源部長、三重大学生物資源学部教授、帝京科学大学理工学部教授などを経て、現在、フリーの鯨類研究者、農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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