アーバン・ベア―となりのヒグマと向き合う

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アーバン・ベア―となりのヒグマと向き合う

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130639507
  • NDC分類 489.57
  • Cコード C1045

出版社内容情報

都市に現れたヒグマたち――かつて「山の神」として崇められていたヒグマが,すぐそこにいる.なぜ,ヒグマは都市に出没するようになったのか? ヒグマと人間の関係にいま,なにが起きているのか? 野生動物とともに生きるために,私たちはかれらとどのように向き合えばよいのか?

内容説明

かつてアイヌの人々に神と崇められ、開拓期には駆除の対象となり、そして現代では豊かな自然の象徴となったヒグマ。かれらはなぜ市街地に出没するようになったのか?野生動物と人間の関係になにが起こっているのか?ヒグマの生態からその謎に迫る。

目次

序章 晩夏のヒグマの多様な素顔
第1章 北の森に暮らすヒグマの素顔
第2章 歴史的視点から見た人とヒグマの対立
第3章 農地への出没
第4章 市街地への出没
終章 これからのヒグマ管理

著者等紹介

佐藤嘉和[サトウヨシカズ]
1971年東京に生まれる。1996年北海道大学農学部卒業。2002年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。北海道大学低温科学研究所日本学術振興会特別研究員(PD)、日本大学生物資源科学部准教授などを経て、酪農学園大学農食環境学群環境共生学類教授、博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マリリン

41
ヒグマの素顔の項の愛らしい仕草をするヒグマは魅力的。雷鳥と同様人間と出会っても無反応という生体もいることは知らなかった。生き抜く為の行為が獣害を生んだ背景は複雑だ。駆除から共存への方向転換の過程は特に興味深かった。先ず相手を知り、なぜそのような行動をするのか検証している。住宅地にまで出没するヒグマは恐怖だが、対策処置が他の動物に与える影響等、試行錯誤が多い中積み重ねてきた経緯は住民の理解と協力あってのものか。こうした取り組みは他の害獣・害鳥にも役立つだろう。できる事は実践したいと思う。2022/08/31

まさ

28
ヒグマの総合的分析本。タイトルと表紙の絵から軽く読めるものと思ってしまったけど、そうではなかった。ヒグマの生態、向き合ってきたこれまでの歴史と現在。人の生活が変わってきて、つきあい方にも変化が出てくる。カムイであることを前提とした存在であるものと思いたいが、現実ではどう折り合いをつけていくかが重要なのだから、"アーバン"なのだろう。2022/01/21

taku

19
札幌市はヒグマが恒常的に暮らす世界最大の都市らしい。市街地と森林が隣接している環境において、人や騒音に慣れた隣のクマさんが人の生活圏に姿を現すのは当然の結果といえる。効果的対策と継続への投資は、多様な価値観を持つ人々の理解と協力が必要。貴重な調査データと生態、軋轢と駆除から共生にシフトしてきた歴史、農村への出没と獣害、増えてきた市街地への出没、最後にこれからの人とクマとの関係について述べられている。それは他の野生動物を含む自然そのものとの共生だ。とても参考になった。クマ活に注目してみよう。2022/05/24

ちや

7
熊の生態がわかるし、都市としての考え方もわかる。良い本。2021/10/16

saladin

3
アーバン・ベア問題(市街地に現れるヒグマ問題)は、ヒグマの生息地に直接接する人口195万人の大都市・札幌ならではのものではあると思うが、その原因の分析が興味深い。母グマが子グマをオスから守るため(オスは自身の子孫を残すため、他のオスの子どもを殺すことがある)オスが人目を嫌う傾向を利用してわざと市街地に侵入する、など。その解決策は先頃読んだ2作と大同小異だけれど、著者が実際に地域の人々に啓蒙活動を行っていることもあって、より具体的になっており、地に足のついた提言であると感じた。2022/08/12

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