古代の星空を読み解く―キトラ古墳天文図とアジアの星図

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古代の星空を読み解く―キトラ古墳天文図とアジアの星図

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130637145
  • NDC分類 443.8
  • Cコード C1044

出版社内容情報

奈良のキトラ古墳.その天井には精緻な星図が描かれていた.いったいいつ頃の星図なのか.そして何をベースとして描かれたのか――.キトラ古墳解読で生み出した年代推定法を用い,世界の歴史的星図・星表の観測時期を推定.それぞれの星図や星表にまつわる謎を読み解く.

プロローグ

I キトラ古墳天文図の成立年推定
第1章 星座の誕生と歴史
第2章 古代中国の星座と二十八宿
第3章 キトラ古墳の天井星図と年代推定
第4章 キトラ古墳星図の原典を求めて

II キトラ年代推定法で歴史的星図・星表を読み解く
第5章 『アルマゲスト』の解析とトレミー疑惑
第6章 アジアの著名な星図・星表の年代推定
第7章 日本の中世・近世星図の解析
第8章 近世の中国および朝鮮星図・星表と日本への影響

エピローグ
附録

中村 士[ナカムラ ツコウ]
著・文・その他

内容説明

キトラ古墳の天井星図の発見・トレミー(プトレマイオス)疑惑・イスラムの星図・中国天文学と宣教師・江戸時代の星図計画etc.独自に考案した年代推定法を用いて歴史的な星図・星表の謎に迫る。

目次

第1部 キトラ古墳天文図の成立年推定(星座の誕生と歴史;古代中国の星座と二十八宿;キトラ古墳の天井星図と年代推定;キトラ古墳星図の原典を求めて)
第2部 キトラ年代推定法で歴史的星図・星表を読み解く(『アルマゲスト』の解析とトレミー疑惑;アジアの著名な星図・星表の年代推定;日本の中世・近世星図の解析;近世の中国および朝鮮星図・星表と日本への影響)

著者等紹介

中村士[ナカムラツコウ]
1943年ソウル(韓国)に生まれる。1968年東京大学農学部農業工学科卒業。1970年東京大学理学部天文学科卒業。1975年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。国立天文台助教授などを経て、2004‐2014年放送大学客員准教授・教授。2008‐2014年帝京平成大学教授。現在、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

13
著者は、はやぶさ初号機搭載カメラの PI だった国立天文台の研究者。小惑星の観測/軌道進化の研究者であると同時に、この本に代表されるような古天文学の専門家でもある。地球の歳差運動と星の位置の統計的な比較解析から、キトラ古墳の星図が紀元前1世紀(〜古墳がつくられる約七百年前!)の観測に基づいて作られたことを明らかにするのが前半のハイライト。後半では、同じ手法で過去の星図を解析した結果、トレミーや渋川春梅がデータを捏造していたのではないか?いう衝撃的な内容が報告される。。2019/03/31

茶々吉(パーソナリティ千波留)

3
みのおエフエム 2023年2月8日放送の「図書館だより」で紹介するために読了。 キトラ古墳などに天文図が描かれているらしい。そんな昔から人は星空を見て、意味を見出していたとは。 また、日本の家紋は世界的に見ても得意な発展をしており、約2万個あるらしいが、家紋にも五芒星や日足紋、月星紋、七曜紋など天文に関するものがあるらしい。 それにしても全編難しくて、ほとんど読めなかったというのが本音。仕事だから頑張って目を通したけれども。2023/02/08

霹靂火 雷公

2
表紙を観て「これぞ❗️」と思い、ノートを取りながら36日かけて熟読。著者の概説本は読みやすく気に入っていたが、本書は恣意的な引用や数式の改竄が一部見られ、その程度かと落胆。他書にない視座や新手法など面白い内容だけに、序盤から中盤はザラついた感覚が拭えない。2019/04/20

buchi

0
キトラ古墳の天井に描かれた星図について詳しいけど詳しすぎて読み込むにはかなり時間がかかる。ところで最近『天地明察』という映画を観た。渋川春海という江戸時代の天文学者?の改暦に関する奮闘を描いた映画だけどこの本で点と点が繋がった。良い人に描かれていた春海だが観測について不正な疑惑があるという。それだけではなく48星座で有名なトレミーにも疑惑があるという。それにしても古代星空への関心が西洋では科学的な興味、東洋では政治のまつりごとに関する興味で発展したというのは面白い。伊能忠敬一族と天文の関わりも面白かった。2022/12/03

志村真幸

0
 著者は日本/東洋の天文学史の研究者。  本書は、古代中国の星座、キトラ古墳の星図、中世~近世の朝鮮・日本の星図・星表についての研究をまとめたもの。  かなり踏みこんだ内容で、最先端の研究成果を知ることができる。描き出される天文学史はきわめて新しいと同時に、妥当かつ説得力があり、大いにうなずかされる箇所が多かった。  図も豊富。 2019/10/15

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