出版社内容情報
急激に変化する現在の地球環境。地球史の「いま」である第四紀の理解から、わたしたちは今後どうすべきかが見えてくる。
内容説明
温暖化、海面上昇、…急激に変化する地球環境。
目次
第1部 地球環境変動と第四紀研究(第四紀研究から地球環境を考える)
第2部 気候変動と海面変動(地球温暖化と海面上昇―水床変動・海水準変動・地殻変動;アジアの大規模デルタ―海面変動と人間活動の影響;気候の近未来予測)
第3部 植物‐動物‐人類の関わり(東アジアの植物の多様性と人類活動;哺乳類の絶滅史から現在と近未来を考える;持続的資源利用の人類史)
第4部 人為改変と自然災害、自然保護(ため池や堀の堆積物からたどる大気環境の変遷;土地改変と地表環境マネジメント;国立公園上高地の未来像―ケショウヤナギ群落消滅の危機)
著者等紹介
町田洋[マチダヒロシ]
東京都立大学名誉教授、日本第四紀学会長、テフラ学・地形学
岩田修二[イワタシュウジ]
立教大学観光学部、自然地理学
小野昭[オノアキラ]
首都大学東京都市教養学部、先史考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BluesGilimeno
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第四紀の氷期ー間氷期サイクルが不思議だ。奇数のステージが間氷期である。表紙にもある縄文海進はやはり面白い。2万年前に氷床の広がりは最大となり、間氷期に向かいながら、氷床がとけ、海水面は上がっていく。一万年から五千年前までに、海水面の高さがピークを迎える。これが縄文海進だ。千葉と茨城の太平洋側、利根川は上流域まで、また荒川と多摩川の間にまで、広く海が入り込んできていた。大きな川の周りは海だったのだ。その後、海が沈む。2020年問題、ラディマンの仮説は、歴史を感じるが、これはこれで面白い。2021/05/28