出版社内容情報
サイバー空間と実空間が融合する新時代へ――インターネットによる社会・産業インフラ設計を、世界的に著名なIPv6専門家が解説。IoT,クラウド,ビッグデータ,ディープラーニングから,それらを活用した生産・交通・電力エネルギーなどのシステムまで――つねに進化を続けるインターネットのアーキテクチャを解き明かし,その本質を組み込んだ新しいインフラ基盤の設計を提唱する.世界的に著名なIPv6専門家による講義.
はじめに
第1章 インターネット・アーキテクチャの考え方を知る
1 インターネットは,どんな特徴を持っていますか?
2 インターネットは電話と比べてなぜ安いのか?
3 インターネットは,なぜ大震災の際に動いたのだろう?
4 インターネットは,なぜ進化を続けられるのだろう?
5 「ガラパゴス・ビジネス」はよいことか?
6 なぜベストエフォートでよいのだろう?
7 エンド・ツー・エンドって,どういう意味?
8 暗号化は何のためにある?
9 インターネットの未来はどうなるのか?
10 インターネットとインターネット・アーキテクチャの違いって何?
第2章 デジタル技術の本質を理解する
1 デジタル化の意味
2 インターネットにおけるパケット通信の仕組み
3 デジタル化の恩恵
4 デジタル化の未来
第3章 インターネット時代の社会・経済を理解する
1 インターネットの誕生と成長
2 情報革命が社会・経済に与えるインパクト
3 インターネットによる技術・ビジネス・インフラの変遷
4 インターネット・バイ・デザインの7つの特徴
第4章 セキュリティとプライバシーを捉え直す
1 セキュリティと安全・安心
2 知的財産をめぐるセキュリティ
3 リスク管理としてのセキュリティ
4 プライバシーのグローバルな認識
5 IoT時代のセキュリティとプライバシー
第5章 インターネットに基づくインフラを設計する
1 社会・産業インフラのスマート化にむけて
2 スマートビル,スマートキャンパス
3 スマートエネルギーシステム
4 IoTによるスマート化の展開
5 インターネット・バイ・デザインの四つの視点<br>
おわりに
江崎 浩[エサキ ヒロシ]
江崎 浩
江崎 浩:東京大学大学院情報理工学系研究科教授
内容説明
IoT、クラウド、ビッグデータから、それらを活用した生産・交通・電力エネルギーなどのシステムまで―インターネットの本質を組み込んだ、社会・産業インフラの未来がわかる。世界的に著名なIPv6専門家による提言。
目次
第1章 インターネット・アーキテクチャの考え方を知る(インターネットはどんな特徴を持っていますか?;インターネットは電話と比べてなぜ安いのか? ほか)
第2章 デジタル技術の本質を理解する(デジタル化の意味;インターネットにおけるパケット通信の仕組み ほか)
第3章 インターネット時代の社会・経済を理解する(インターネットの誕生と成長;情報革命が社会・経済に与えるインパクト ほか)
第4章 セキュリティとプライバシーを捉え直す(セキュリティと安全・安心;知的財産をめぐるセキュリティ ほか)
第5章 インターネットに基づくインフラを設計する(社会・産業インフラのスマート化にむけて;スマートビル、スマートキャンパス ほか)
著者等紹介
江崎浩[エサキヒロシ]
東京大学大学院情報理工学系研究科教授。1963年生れ。九州大学工学部修士課程修了。株式会社東芝入社、米国ニュージャージー州ベルコア社、コロンビア大学客員研究員、東京大学大型計算機センター助教授などを経て現職。専門は情報通信工学。次世代インターネットの規格策定からネットワークの実践応用まで、研究・活動範囲は多岐にわたる。WIDEプロジェクト代表。東大グリーンICTプロジェクト代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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