人と自然の環境学

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130633710
  • NDC分類 519.04
  • Cコード C1040

出版社内容情報

環境問題研究の黎明期から助成を続けてきた日本生命財団と,環境学にかかわる多彩な研究分野の第一人者たちが,人と自然のあるべき姿を模索し,持続可能で密接なかかわりを取り戻すための方策を提案する.

はじめに(淡路剛久)
序 章 環境問題の現場に学ぶ(武内和彦)

第I部 いとなみに学ぶ

第1章 知って守る生物多様性――市民科学の意義と楽しみ(鷲谷いづみ)
1.1 自然誌と生物多様性
1.2 市民科学が支える生物多様性の保全
1.3 市民・情報学・保全生態学の協働
1.4 時代を超えた生物多様性科学の意義

第2章 ブナ林の歴史と人のくらし――成り立ちとかかわりから持続的利用を展望する(中静 透)
2.1 ブナ林と人とのかかわりを探る
2.2 日本の冷温帯林の成り立ち
2.3 ブナ林の利用の歴史
2.4 ブナ林の持続的利用
2.5 22世紀のブナ林

第3章 在来知とレジリエンス――持続可能モデルへ転換する(羽生淳子)
3.1 在来知,レジリエンスと環境教育
3.2 在来知と地域の暮らし――3つの事例から
3.3 在来知と地域のレジリエンス――「持続可能モデル」への転換へむけて

第4章 人と自然の多様なかかわりを支える自然アクセス制――北欧とイギリスの世界(三俣 学)
 4.1 スウェーデンの万人権
 4.2 自然アクセスの権利化と対象領域の拡張を続けるイギリス
 4.3 自然アクセス制のもつ日本の抱える過少利用問題への示唆

第II部 いまを評価する

第5章 森と川の変貌――その歴史といまを考える(中村太士)
 5.1 明治から戦後までの森
 5.2 明治から戦後までの川
 5.3 戦後から現代の森
 5.4 戦後から現代の川
 5.5 流域の保全と管理の未来像――グリーンインフラ

第6章 魚を育てる森の経済モデル――森と海を川でむすぶ(浅野耕太)
 6.1 森と海のつながりを経済学はいかに捉えるか
 6.2 魚を育てる森の働きを評価する
 6.3 森と里と海を元気にする一次産業の姿とは

第7章 大都市の水環境――健全な利用を進める(益田晴恵)
 7.1 大都市圏における水資源利用のあり方
 7.2 大阪府の河川水水質と流域環境
 7.3 大阪平野の地下水
 7.4 府域の地下水有効利用に関する動向

第8章 ヒトと生態系の化学汚染――地球的視点でPOPs汚染を知る(田辺信介)
 8.1 厄介な化学物質――残留性有機汚染物質(POPs)
 8.2 地球規模の汚染
 8.3 海生哺乳動物の異常な汚染
 8.4 汚染と影響の長期化
 8.5 アジア新興国・途上国の汚染
 8.6 今後の課題

第III部 かかわりをデザインする

第9章 田園回帰と農山村再生――都市と農村の関係を変える(小田切徳美)
 9.1 地方移住者の実態――その量と質の変化
 9.2 田園回帰の見方――その重層構造
 9.3 関係人口と田園回帰

第10章 持続可能な農山村政策――オーストリアに学ぶ(寺西俊一)
 10.1 日本の農山村をめぐる“四重の難局”
 10.2 オーストリアに見る「小さくとも輝く農山村自治体」
 10.3 「小さくとも輝く農山村自治体」を支えている制度
 10.4 日本における持続可能な農山村政策を求めて

第11章 里山ランドスケープの再生――戦略的に取り組む(武内和彦)
 11.1 里山ランドスケープの概念と里山・里海の生態系評価
 11.2 SATOYAMAイニシアティブとその生物多様性条約への貢献
 11.3 社会生態学的生産ランドスケープの再評価と世界農業遺産

第12章 時空間情報プラットフォームの構築――協働と共創につなげる(佐土原聡)
 12.1 環境要因の構造化――都市の拡大と自然
 12.2 時空間情報プラットフォームから超スマート都市プラットフォームへ
 12.3 プラットフォーム構築・活用の実践的取り組み
 12.4 多分野・多主体での協働・管理による地域づくり

終 章 「環境問題研究」のこれまで/これから(鷲谷いづみ)

おわりに(山田 淳)

【編者】
公益財団法人 日本生命財団

【編集責任者】
武内和彦(たけうち・かずひこ):公益財団法人地球環境戦略研究機関理事長,東京大学特任教授,農学博士
鷲谷いづみ(わしたに・いづみ):現在:中央大学理工学部教授,東京大学名誉教授,理学博士
寺西俊一 (てらにし・しゅんいち):帝京大学経済学部教授,一橋大学大学院経済学研究科特任教授,一橋大学名誉教授,経済学修士

【執筆者】
浅野耕太(あさのこうた):京都大学大学院人間・環境学研究科教授,経済学博士
淡路剛久(あわじ・たけひさ):立教大学名誉教授,パリ12大学名誉博士
小田切徳美(おだぎり・とくみ):明治大学農学部教授,博士(農学)
佐土原 聡(さどはら・さとる):横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授,工学博士
田辺信介(たなべ・しんすけ):愛媛大学特別栄誉教授,愛媛大学沿岸環境科学研究センター長,農学博士
中静 透(なかしずか・とおる):総合地球環境学研究所プログラムディレクター・特任教授,理学博士
中村太士(なかむら・ふとし):北海道大学大学院農学研究院教授,農学博士
羽生淳子(はぶ・じゅんこ):カリフォルニア大学バークレー校人類学科教授,総合地球環境学研究所客員教授,Ph.D.(人類学)
益田晴恵(ますだ・はるえ):大阪市立大学大学院理学研究科教授,理学博士
三俣 学(みつまた・がく):兵庫県立大学経済学部教授,兵庫県立大学環境経済研究センター長,経済学修士
山田 淳(やまだ・きよし):立命館大学総合科学技術研究機構上席研究員,立命館大学名誉教授,工学博士

Environmental Studies for People and the Natural World
Nippon Life Insurance Foundation, editor


公益財団法人 日本生命財団[ニホンセイメイザイダン]
編集

内容説明

人と自然が織りなす持続可能な未来。生物多様性や生態系、自然資源の現状をふまえながら、地域や都市の多様なステークホルダーの参加で自然とのつながりを取り戻し、望ましい未来社会を展望する。

目次

環境問題の現場に学ぶ
第1部 いとなみに学ぶ(知って守る生物多様性―市民科学の意義と楽しみ;ブナ林の歴史と人のくらし―成り立ちとかかわりから持続的利用を展望する;在来知とレジリエンス―持続可能モデルへ転換する ほか)
第2部 いまを評価する(森と川の変貌―その歴史といまを考える;魚を育てる森の経済モデル―森と海を川でむすぶ;大都市の水環境―健全な利用を進める ほか)
第3部 かかわりをデザインする(田園回帰と農山村再生―都市と農村の関係を変える;持続可能な農山村政策―オーストリアに学ぶ;里山ランドスケープの再生―戦略的に取り組む ほか)
「環境問題研究」のこれまで/これから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴょんpyon

1
日本生命財団の研究助成を受けた環境問題を扱った研究成果をまとめた成書。助成の性質もあり、取り上げる話題は多種多様な分野にまたがっていて、かつ、研究への参加者も専門家に限らない。一つ一つの話題は興味深く読みやすいが、全体を通して「人と自然」を考えるとなると各話題のエッセンスを頭の中で繋ぎ直すのがひどく難しい。そこが玉に瑕。誰が読んでも、自然との付き合い方に何かしら新しい示唆が得られると思う。2022/02/16

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