出版社内容情報
プロローグ アジアの隣人
第1章 無視された類人猿との出会い――動物園のオランウータン
第2章 動物園と野生のはざまで――半野生のオランウータン
第3章 森の哲人のすみか――野生のオランウータン
第4章 孤独だけど孤立しない――オランウータンの社会
第5章 究極の孤育て――オランウータンの子育て
第6章 オランウータンの現状と未来
エピローグ これからのオランウータン調査研究
ORANGUTAN; The Philosopher of the Forest is a Master at Parenting
Noko KUZE
久世 濃子[クゼ ノウコ]
著・文・その他
内容説明
オランウータンほど不思議で難解な霊長類はいない。人間に近縁なのに群れをつくらず、単独生活をする霊長類と違ってオスがメスの2倍も大きい。その秘密は独特な形態や生理にあることを、著者はまず動物園での周到な観察で見抜き、続いて困難なフィールド調査に挑んだ。人間とは真逆な社会の特徴や理解困難な行動が次々に現れる。現場で感動し、疑問を抱き、解いていくフィールドワークの興奮が伝わってくる名著。
目次
プロローグ アジアの隣人
第1章 無視された類人猿との出会い―動物園のオランウータン
第2章 動物園と野生のはざまで―半野生のオランウータン
第3章 森の哲人のすみか―野生のオランウータン
第4章 孤独だけど孤立しない―オランウータンの社会
第5章 究極の孤育て―オランウータンの子育て
第6章 オラウンウータンの現状と未来
エピローグ これからのオランウータン調査研究
著者等紹介
久世濃子[クゼノウコ]
1976年、東京に生まれる。1999年、東京農工大学農学部卒業。2005年、東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了、博士(理学)。京都大学大学院理学研究科COE研究員、京都大学野生動物研究センター日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、国立科学博物館人類研究部・日本学術振興会特別研究員(RPD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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