海底マンガン鉱床の地球科学

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海底マンガン鉱床の地球科学

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130627221
  • NDC分類 562.4
  • Cコード C3044

出版社内容情報

貴重な資源であり、海洋環境の解明に不可欠なレアメタル鉱床の実像を、地質学・資源学・地球化学・微生物学などから解明する。

現世の海洋底に広範囲かつ大量に分布し,現在も成長しつづけるマンガン鉱床は,貴重なレアメタル資源であるとともに,海洋での物質循環や地球環境の変遷を明らかにする物質として注目されている.地質学・資源学・地球化学・微生物学などからその実像を明らかにする.

はしがき

第1章 海底鉱物資源としてのマンガン鉱床
 1.1 地質活動が生む多様な鉱物資源
 1.2 化学堆積岩としての鉄・マンガン酸化物
 1.3 マンガンクラスト,団塊の分布概要
 1.4 金属鉱床としての意義
 1.5 研究と探査の歴史
 1.6 調査・分析技術の進歩

第2章 海底マンガン鉱床の分布・性状
 2.1 多様性の概要
 2.2 形態・構造・産状
 2.3 空間分布概要
 2.4 鉱物の多様性
 2.5 化学組成と形態
 2.6 生成年代,成長速度,成長史

第3章 海底マンガン鉱床の生成環境
 3.1 海洋の物質循環が生み出すマンガン鉱床
 3.2 資源形成と地質構造
 3.3 環境記録としてのマンガン鉱床

第4章 海洋の鉄・マンガン酸化物の地球化学
 4.1 表層水圏におけるマンガンと鉄の挙動とクラスト・団塊の形成
 4.2 マンガンクラスト,団塊の起源,鉱物組成とMn/Fe比
 4.3 マンガンクラスト,団塊の化学組成
 4.4 酸化物への親和性から見た元素の分配比
 4.5 鉄・マンガン酸化物中の安定同位体比の変動
 4.6 まとめ

第5章 マンガン酸化物形成に関与する微生物活動
 5.1 マンガンと生命活動
 5.2 生物学的マンガン酸化とエネルギー獲得系
 5.3 生物学的マンガン酸化の多様な形態
 5.4 環境によって異なる微生物の関与

第6章 地球環境変遷史とマンガン鉱床の形成
 6.1 マンガン鉱床の成因
 6.2 地質時代のマンガン鉱床の年代決定法
 6.3 地球史・海洋変遷史とマンガン鉱床の形成
 6.4 まとめ

補遺 酸化還元反応

あとがき/引用文献/索引

【著者紹介】
臼井 朗
臼井 朗:高知大学総合研究センター特任教授
高橋嘉夫:東京大学大学院理学系研究科教授
伊藤 孝:茨城大学教育学部教授

目次

第1章 海底鉱物資源としてのマンガン鉱床
第2章 海底マンガン鉱床の分布・性状
第3章 海底マンガン鉱床の生成環境
第4章 海洋の鉄・マンガン酸化物の地球化学
第5章 マンガン酸化物形成に関与する微生物活動
第6章 地球環境変遷史とマンガン鉱床の形成

著者等紹介

臼井朗[ウスイアキラ]
高知大学総合研究センター特任教授。略歴:高知大学理学部地球科学科教授。産業技術総合研究所海洋資源環境研究部門グループリーダー

高橋嘉夫[タカハシヨシオ]
東京大学大学院理学系研究科教授(地球惑星科学専攻地球生命圏科学講座)。略歴:広島大学大学院理学研究科教授・日本学術振興会特別研究員(PD)

伊藤孝[イトウタカシ]
茨城大学教育学部教授。略歴:茨城大学教育学部准教授・筑波大学研究協力課準研究員

丸山明彦[マルヤマアキヒコ]
産業技術総合研究所つくばセンター次長。略歴:産業技術総合研究所特許生物寄託センター次長。産業技術総合研究所生物機能工学研究部門グループリーダー

鈴木勝彦[スズキカツヒコ]
海洋研究開発機構海底資源研究開発センターグループリーダー。東北大学大学院理学研究科客員教授。略歴:京都大学大学院理学研究科助手・東京大学大学院総合文化研究科助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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塩崎ツトム

2
海底マンガン団塊、奥が深い!まず100万年かけて1ミリしか成長しない形成速度、なので一緒に摂りこんだ物質を分析すれば古気候の分析ができるのでは?と思っても物質のほとんどが水和物なので鉱石としては大変デリケートで分析は遅々として進まない。そもそもそんな成長速度なのに、なぜ海底表面に留まっていられるのかが謎。そして世界最大の鉱床・カラハリ鉱床の起源は全地球凍結にあるんじゃないかという衝撃の説、しかし鉱床が形成された年代特定の難しさがそれを仮説止まりにさせている……。マンガン鉱床、おぼえよう。2020/03/04

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