内容説明
数十億年というタイムスケールで生物の進化や生態を追う古生物学の魅力をフィールドワークや研究史上の興味深いエピソードをまじえながら、わかりやすく解説する。
目次
第1章 フィールドワーク―北の海と南の海(北のフィールド―陸中海岸にて;南のフィールド―西表島にてエスカレーション―動物の「軍拡競争」)
第2章 長時間軸の生物学―ウミユリの自然史(ウミユリという生きもの;棘皮動物の世界;再生する腕)
第3章 生物の栄枯盛衰―カンブリア爆発から大量絶滅へ(多細胞生物の出現;爆発した世界;多様性の系譜;史上最大の大量絶滅;プレートテクトニクスとワラス線)
第4章 これからの古生物学―すべてはフィールドから(古生物学はどのような学問か;古生物学の魅力;これからの古生物学;研究を取り巻く状況)
著者等紹介
大路樹生[オオジタツオ]
1956年愛知県に生まれる。1981年東京大学理学部卒業。東京大学理学部助手、講師を経て、東京大学大学院理学系研究科准教授、理学博士(東京大学)。専門、古生物学・地史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。