人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」―第三次AIブームの到達点と限界

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人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」―第三次AIブームの到達点と限界

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130614078
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3004

出版社内容情報

5年にわたり大学入試に挑んできた人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」.同プロジェクトはMARCHレベルの大学に合格できるまでの学力を実現しながら,同時に現在のAIの限界を明らかにした. AIは人間を超えるのか? 学科ごとの詳細な分析を通じて,AI研究の現在を一望する.

序 章 東ロボプロジェクトは何を目指したか
 1 東大の入試問題を解けることの意味
 2 東ロボプロジェクトの歩み

第1章 各教科の取り組み 英語――言語処理技術の適用と深層学習の利用
 1.1 学術的な位置づけ
 1.2 アクセント・発音問題
 1.3 文法・語法・語彙問題
 1.4 会話文完成問題
 1.5 不要文除去問題
 1.6 意見要旨把握問題
 1.7 未知語句語義推定問題
 1.8 内容一致問題
 1.9 段落タイトル付与問題
 1.10 リスニング
 1.11 イラスト問題
 1.12 図表の読み取り
 1.13 まとめと今後の問題
 コラム ヒューリスティクス

第2章 各教科の取り組み 国語――テキストの表層的情報に基づくアプローチ
 2.1 センター試験「国語」の構成
 2.2 学術的な位置づけ
 2.3 現代文・漢字問題とその解法
 2.4 現代文・評論読解問題とその解法
 2.5 現代文・語句問題とその解法
 2.6 現代文・小説読解問題とその解法
 2.7 古文・文法問題とその解法
 2.8 古文・内容理解問題とその解法

第3章 各教科の取り組み 世界史――テキスト情報源への情報アクセス手法に基づくアプローチ
 3.1 学術的な位置づけ
 3.2 大学入試センター試験
 3.3 2次試験
 3.4 今後の課題

第4章 各教科の取り組み 数学――深い言語処理と高速な計算代数の接合
 4.1 学術的な位置づけ,模試の結果
 4.2 2次試験・記述式問題の解法とエラーの分析
 4.3 今後の課題
 コラム 真理条件意味論

第5章 各教科の取り組み 物理――シミュレータと図形描画を利用した力学問題の自動解答
 5.1 学術的な位置づけ,模試の結果
 5.2 力学問題をシミュレータで解く自動解答器
 5.3 図形を含む静的つり合い問題の求解
 5.4 まとめと今後の課題

終 章 人とAIの協働で生産性は向上するか?
 1 リーディングスキルテスト
 2 機械翻訳と人との協働において生じるエラー分析
 3 東ロボと機械読解

“Can a Robot Get into the University of Tokyo?”: The Achievements and Limitations of Third Wave of AI
Noriko ARAI and Ryuichiro HIGASHINAKA, Editors

新井 紀子[アライ ノリコ]
編集

東中 竜一郎[ヒガシナカ リュウイチロウ]
編集

内容説明

各教科の問題に取り組むなかで、何を乗り越え、何につまずいたのか。開発メンバーによる詳細な記録と分析。あの世界的なプロジェクトの全貌が明らかに。

目次

序章 東ロボプロジェクトは何を目指したか
第1章 各教科の取り組み・英語―言語処理技術の適用と深層学習の利用
第2章 各教科の取り組み・国語―テキストの表層的情報に基づくアプローチ
第3章 各教科の取り組み・世界史―テキスト情報源への情報アクセス手法に基づくアプローチ
第4章 各教科の取り組み・数学―深い言語処理と高速な計算代数の接合
第5章 各教科の取り組み・物理―シミュレータと図形描画を利用した力学問題の自動解答
終章 人とAIの協働で生産性は向上するか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

4
新井先生の東ロボプロジェクトの報告で、現在のAIの性質と限界に関する検証の記録でもある。レビューに相当する1章〜5章は、最新のAI技術だけでなく、その科目についても知識が無いと完全に理解することは難しいだろう。しかし、本書で重要なのは、はじめに・序章・終章・おわりにであって、本書が訴える本質的な問いがまとめられている。それは「意味が理解できる人間が、意味が理解できないAIを使いこなして生産性を向上させるには、その役割分担はどうあるべきか?」である。この部分こそ、多くの人に読んでもらいたい重要な問いである。2019/01/12

ntscp2020

2
東ロボプロジェクトの各教科の仕組みを解説した本だが、自分には難しすぎた。書いてあるのかもしれないが、解答に至るアプローチより、前提となる知識のインプットを知りたかった。まさに今流行っている生成AIとはどのように違うのだろうか。2023/06/06

鴨長石

2
東大合格を目指すAI「東ロボくん」の進化と受験結果の記録。自分が何となく想像していたAIとかなり実態は違っていて、何というかAI自体を進化させるというよりも、問題をいかに噛み砕いたデータとして(現在のAIでも処理できるように)食わせるかというようなことに取り組んでいるように感じた。この1・2年で爆発的に広まっている生成AIは別のアプローチな気がするが、専門知識が足りないのでよくわかっていない。生成AIを含めた最新の知見が待たれる。2023/05/01

natukoba

1
新聞に新井氏のチャットGPTの記事があり、子供は小さいときにはサルとして育てよという一文が気になり、どんな人かと。とても優秀な方でした。どうも方向性がつかめず斜め読み。「2001年宇宙の旅」のハルを思い出し、そちらにシフト、本に当時(2017年)の新聞記事がはさんであり、AIの怖いところは「AIに地球に一番いい環境とはと聞くと人類が最も悪影響を及ぼすので、排除しようという結論に至る」とありました。 2023/06/10

Koichi Yamashita

1
ササッと分かるところだけ流し読み。2019/02/10

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