出版社内容情報
生命活動によってかたちづくられる木材と,人間の住まいについて考える住科学との接点とはなにか.精力的なフィールド調査,精緻な実験,そしてそれらに支えられた理論を駆使して織り成される木材の世界.木造建築をはじめとする木材利用をとおして,木材の魅力を鮮やかに描写する.
目次
第1章 循環型社会の木材資源
第2章 災害にみる木造住宅
第3章 木材の基礎特性
第4章 構造材料としての木材
第5章 住環境をつくる木材
第6章 長持ちする住宅―「都市の森林」の維持
第7章 都市の資源を活かす―木質資源のリサイクル
著者等紹介
有馬孝礼[アリマタカノリ]
1942年鹿児島県に生まれる。1965年東京大学農学部林産学科卒。1967年東京大学大学院農学系研究科林産学専門課程修士課程修了。1967年東京大学農学部助手。1974年建設省建築研究所研究員。1981年静岡大学農学部助教授。1987年東京大学農学部助教授。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授、農学博士。専門、木材物理学・木質構造学・資源環境学
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