津波堆積物の科学

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津波堆積物の科学

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  • サイズ A5判/ページ数 283p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130607612
  • NDC分類 455.9
  • Cコード C3044

出版社内容情報

津波堆積物から過去の津波の実態を解き明かす最初の体系書。防災・土地計画関係者必携の書。

過去の津波の実態を解き明かす鍵=津波堆積物を扱った最初の体系書.地震と津波の基礎,津波による侵食・堆積過程から,具体的な調査法・同定法,そして津波の規模の復元にいたるまで,具体的な事例を基に丁寧に解説する.古地震学・堆積学研究者だけでなく広く防災・土地計画関係者にも必携の書.

はじめに

1 津波堆積物とは
 1.1 津波堆積物とは何か
 1.2 津波堆積物の形成と保存
 1.3 イベント堆積物としての津波堆積物
 1.4 津波堆積物の研究が注目されるようになったわけ
 コラム1 津波の観測
 第1章引用文献

2 津波堆積物の研究史
 2.1 1980年代以前
 2.2 1983年日本海中部地震以降
 2.3 2004年インド洋大津波以降
 2.4 2011年東北沖津波以降
 第2章引用文献

3 地震と津波
 3.1 海溝型地震と津波
 3.2 津波による災害
 第3章引用文献

4 津波による侵食と堆積
 4.1 津波による侵食
 4.2 津波による堆積
 4.3 津波が作るベッドフォーム
 4.4 津波堆積物の地層への保存
 4.5 津波堆積物の発掘と古地震・津波研究
 コラム2 堆積構造から古流向を復元する
 コラム3 流れの停滞と再開―マッドドレイプはなぜ保存されるか
 第4章引用文献

5 津波堆積物の調査
 5.1 調査地の選定
 5.2 古津波堆積物の観察
 5.3 津波堆積物を識別する指標
 5.4 津波堆積物の識別
 コラム4 地層の剥ぎ取り試料
 第5章引用文献

6 さまざまな津波堆積物
 6.1 火山噴火による津波堆積物
 6.2 津波石
 6.3 生物遺骸の集積からなる津波堆積物
 6.4 縄文時代の内湾(溺れ谷)に堆積した津波堆積物
 6.5 海底地すべりによる津波堆積物
 6.6 1495年明応関東地震を示唆する津波堆積物
 コラム5 恐竜は超巨大津波を見たか?
 第6章引用文献

7 津波の古生物
 7.1 津波による貝類の打ち上げと集積
 7.2 沼層の津波堆積物に含まれる貝類群集
 7.3 津波堆積物中の微化石
 コラム6 津波で形成された化石層
 第7章引用文献

8 津波による堆積モデル
 8.1 垂直方向のモデル?津波の波形に注目する
 8.2 海?陸方向のモデル
 8.3 水底の津波堆積物
 8.4 湾内での水平変化
 8.5 似て非なる堆積物
 第8章引用文献

9 津波の規模の復元
 9.1 津波の高さなどの定義
 9.2 古津波の規模を推定する
 コラム7 津波堆積物の層厚は津波規模を表すか??元禄と大正の関東地震による津波堆積物の例
 第9章引用文献

10 津波堆積物研究の今後
 10.1 分布と年代に関するデータの整備
 10.2 津波堆積物の識別
 10.3 最大クラスの地震・津波
 10.4 より正確な震源や地震規模の復元へ向けて
 第10章引用文献

推薦図書
索引

【著者紹介】
藤原 治
藤原 治:国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター研究企画室長

目次

1 津波堆積物とは
2 津波堆積物の研究史
3 地震と津波
4 津波による侵食と堆積
5 津波堆積物の調査
6 さまざまな津波堆積物
7 津波の古生物学
8 津波による堆積モデル
9 津波の規模の復元
10 津波堆積物研究の今後

著者等紹介

藤原治[フジワラオサム]
1967年岡山県に生まれる。1992年東北大学大学院理学研究科博士前期課程修了。2004年博士(理学)(筑波大学)。核燃料サイクル開発機構副主任研究員、産業技術総合研究所活断層・地震研究センター主任研究員等を経て現在、産業技術総合研究所地質調査総合センター研究企画室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。