出版社内容情報
世界最多の精神科病床、身体拘束の問題などを抱える日本の精神科医療にとって、オープンダイアローグのアプローチは衝撃を与えた。精神科医療一般や臨床心理、地域精神医療との関係をふまえて、この「対話実践」の日本での取り組みや体制づくりの展開を提示する。
内容説明
オープンダイアローグの日本での導入に向けて。精神科医療一般や地域精神医療との関係をふまえて、この対話実践を支えるシステムを展望する。
目次
1 オープンダイアローグのシステムと思想(オープンダイアローグのシステムと実践の基盤)
2 オープンダイアローグと精神科医療・臨床心理(オープンダイアローグは日本の精神医療の扉を開くか;ダイアローグ実践の哲学と臨床姿勢;開業心理相談とオープンダイアローグ)
3 オープンダイアローグと地域精神医療(地域精神医療とオープンダイアローグ;オープンダイアローグから学んだことをACTの実践に取り入れてみて変化として認識されたこと;認知症とオープンダイアローグ)
4 オープンダイアローグのトレーニングと実践に向けた試み
著者等紹介
石原孝二[イシハラコウジ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は科学技術哲学、精神医学の哲学
斎藤環[サイトウタマキ]
筑波大学医学医療系教授。専門は精神医学、精神保健学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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