科学鑑定のエスノグラフィ―ニュージーランドにおける法科学ラボラトリーの実践

個数:

科学鑑定のエスノグラフィ―ニュージーランドにおける法科学ラボラトリーの実践

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 257,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130603188
  • NDC分類 498.9
  • Cコード C3040

出版社内容情報

犯罪捜査や裁判に利用される科学鑑定をおこなう法科学ラボ内の実態を詳細に分析し、法と科学の複雑で多層的な相互作用を描く。科学鑑定をおこなう法科学ラボラトリーの実態を,文化人類学的なフィールドワークの手法を用いて,詳細に分析・解明した民族誌研究.犯罪捜査や裁判に利用される法科学の特性に着目し,ラボ内の実践から国際関係まで,法と科学の複雑で多層的な相互作用を描く.

第1章 科学鑑定を観る視座――ラボラトリーに分け入る

1 法科学とは/2 法科学の歴史/3 法科学に関する科学技術社会論(STS)研究/4 ラボラトリー鑑定分野の複雑性へ/5 ラボラトリー研究の体系―-本書の分析枠組み



第2章 科学鑑定の現場――ニュージーランドの法科学研究所ESR

1 調査対象の背景/2 法科学業務/3 犯罪に関するデータと制度/4 調査方法



第3章 法科学ラボ内の標準化――品質保証におけるマニュアルの作用

1 マニュアルと科学的活動/2 法科学ラボにおける品質保証/3 マニュアルの戦略的利用/4 現実の複雑さへの対応



第4章 科学の異種混合性――異なる鑑定分野はどのように協働するか

1 形か,数か/2 定性的鑑定分野――銃器鑑定/3 定量的鑑定分野――DNA型鑑定/4 二つの「文化」としての定性的科学と定量的科学



第5章 法科学分野間の標準化――DNA型鑑定が変える実践の形

1 科学の協働研究/2 法科学における協働/3 法科学の「DNA型鑑定化」/4 変化する協働の形



第6章 法科学ラボの国際的標準化――科学鑑定の地域性への対応

1 国際的標準化/2 法科学の地域性/3 地域性と国際性の対立/4 国際的監査という戦略/5 普遍的な科学鑑定に向けて



第7章 法科学の「科学化」――なぜ法科学ラボの実践は標準化されるのか

1 ラボの多様性/2 犯罪現場の復元/3 法科学の「科学化」/4 科学の理想と現実の齟齬



第8章 ラボラトリー研究を超えて――結びにかえて

1 法と科学の交錯/2 科学のさらなる理解のために



An Ethnography of Forensic Science: Practices in the Forensic Laboratories of New Zealand

Mai Suzuki

鈴木 舞[スズキ マイ]
鈴木 舞
鈴木 舞:東京大学地震研究所災害科学系研究部門特任研究員

目次

第1章 科学鑑定を観る視座―ラボラトリーに分け入る
第2章 科学鑑定の現場―ニュージーランドの法科学研究所ESR
第3章 法科学ラボ内の標準化―品質保証におけるマニュアルの作用
第4章 科学の異種混合性―異なる鑑定分野はどのように協働するか
第5章 法科学分野間の標準化―DNA型鑑定が変える実践の形
第6章 法科学ラボの国際的標準化―科学鑑定の地域性への対応
第7章 法科学の「科学化」―なぜ法科学ラボの実践は標準化されるのか
第8章 ラボラトリー研究を超えて―結びにかえて

著者等紹介

鈴木舞[スズキマイ]
東京大学地震研究所特任研究員。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は科学技術社会論、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。