出版社内容情報
福島第一原発事故によって大気・海洋・陸域に放出された放射性物質の拡散と移行を科学的に検証する。
福島第一原発事故によって大気・海洋・陸域に放出された放射性物質は,福島県をはじめとする広い地域に深刻な放射能汚染を引き起こした.本書は事故当時から現在に至るまで,多くの研究者によって調査され得られた環境汚染の科学的知見を総合的に集大成する.二度と起こってはならない事故への科学的検証.
はじめに
第1部 環境中での放射性物質の動態
第1章 序論――東京電力福島第一原子力発電所事故と放射線・放射能の基礎
第2章 放射性物質の放出量の推定
第3章 大気への拡散
第4章 全球への輸送
第5章 海洋への拡散
第6章 陸域への放射性物質の拡散と沈着
第2部 防災インフラの整備と課題
第7章 モニタリングシステムの整備
第8章 放射性物質の拡散モデリング
第9章 除染
第3部 福島第一原発事故からの教訓と課題
第10章 科学者による緊急の取り組み
第11章 福島第一原発事故にかかわる緊急活動とメッセージ
用語集
索引
【著者紹介】
中島 映至
中島映至:東京大学大気海洋研究所教授
大原利眞:国立環境研究所福島支部準備室研究総括
目次
第1部 環境中での放射性物質の動態(序論―東京電力福島第一原子力発電所事故と放射線・放射能の基礎知識;放射性物質の放出量の推定;大気への拡散;全球への輸送;海洋への拡散;陸域への放射性物質の拡散と沈着)
第2部 防災インフラの整備と課題(モニタリングシステムの整備;放射性物質の拡散モデリング;除染)
第3部 福島第一原発事故からの教訓と課題(科学者による緊急の取り組み;福島第一原発事故にかかわる緊急活動とメッセージ)
著者等紹介
中島映至[ナカジマテルユキ]
東京大学大気海洋研究所教授/地球表層圏変動研究センター長
大原利眞[オオハラトシマサ]
国立環境研究所福島支部準備室研究総括/企画部フェロー
植松光夫[ウエマツミツオ]
東京大学大気海洋研究所教授/国際連携研究センター長
恩田裕一[オンダユウイチ]
筑波大学生命環境系教授/アイソトープ環境動態研究センター副センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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