出版社内容情報
アジアの環境問題と研究アプローチ法を、学際的・俯瞰的な視点をから若手研究者が生き生きと語った東大講義を書籍化。
アジア各地で起きている環境問題の現実とは? そして,それを解決するためにはどのような研究アプローチ法がありうるのか? 学際的な視点と俯瞰的な視点を融合し,若手研究者が生き生きと語る,東大講義「アジアの環境研究の最前線」を書籍化.
【著者紹介】
古田 元夫
古田元夫:東京大学大学院総合文化研究科教授/ASNET機構長
目次
第1部 社会のなかの個人(トンガ人はなぜ太る?―人類生態学から考える;病は誰が決めるのか?―精神看護学から考える;環境改善でマラリアは予防できるか?―国際保健学から考える)
第2部 自然の振る舞い(なぜ里山の生物多様性を守るのか?―地域生態学から考える;濁った海は汚いのか?―沿岸環境学から考える;人は森林とどう暮らすか?―環境社会学から考える;スギは河川の生物にとって「悪者」か?河川生態学から考える)
第3部 他者とのかかわり(国際保健事業とどのように関わるべきか?―国際政治学から考える;災害に「強い」社会とは?―労働とジェンダーから考える;グリーン・ツーリズムは地域再生に役立つか?―地域社会学から考える)
第4部 展開される知(アジアの水は安全か?―都市環境工学から考える;新しいコンピューティング環境を創造できるのか?―ユビキタス・コンピューティングから考える;都市の大気汚染はなぜ解決されないのか?―都市環境工学から考える;どうして水不足が生じるのか?―サステイナビリティ学から考える)
著者等紹介
古田元夫[フルタモトオ]
1949年生まれ。東京大学大学院社会学研究科国際関係論専門課程博士課程中退。学術博士。現在、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET機構)機構長
卯田宗平[ウダシュウヘイ]
1975年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科修了。博士(文学)。現在、東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET機構)/東洋文化研究所特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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