ナチュラルヒストリー

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130602563
  • NDC分類 460
  • Cコード C3045

出版社内容情報

ナチュラルヒストリーとはなにか――大学,植物園,博物館とナチュラルヒストリーのさまざまな研究・教育・普及の現場を経験してきた著者が熱く語る.シリーズ刊行開始から25年,ナチュラルヒストリーシリーズ全50巻,これにて終刊! 日本のナチュラルヒストリーのさらなる跳躍に期待する.

はじめに   
第1章 ナチュラルヒストリーをさかのぼる――時間軸から自然をみる
1. 1 範疇としてのナチュラルヒストリー
(1) ナチュラルヒストリーという表現
(2) 博物誌
1. 2 ナチュラルヒストリーと科学――知の創出と伝達
(1) アリストテレスの自然学
[tea time 1] テオプラストス
(2) 中世ヨーロッパにおける自然認識
(3) ヨーロッパの外における博物誌の目覚めと発展
(4) 日本におけるナチュラルヒストリー――本草・博物誌・自然史
(5) ルネッサンスと科学革命
1. 3 ナチュラルヒストリーと科学の近代化
(1) 近代科学とナチュラルヒストリー
(2) 知的活動としての科学と宗教,芸術
(3) ダーウィンとメンデル――生物科学における俯瞰と分析
[tea time 2] ラマルクと進化論

第2章 ナチュラルヒストリーを究める――生きていることを科学で解く
2. 1 生物科学とナチュラルヒストリー
(1) ナチュラルヒストリーと自然史学
(2) 自然誌と自然史
(3) 生物多様性研究の縦と横―系統(時間軸)と生物相(地平軸)
(4) 生物多様性を認識する
(5) 広義の科学と自然科学
(6) ナチュラルヒストリーの方法
2. 2 生きているとはどういうことかをナチュラルヒストリーで問う
(1) 生きものを科学する
(2) 生物学・生物科学・生命科学――科学の領域
[tea time 3] 実態と名称――種の進化と種名の変遷
(3) 生命を要素還元的に解析する
[tea time 4] 博物から生物,地学への展開
(4) 人のつくる生物学
2. 3 『文明が育てた植物たち』で生物多様性を俯瞰する
(1) 20世紀末に東京大学植物園で推進した研究活動
(2) 文明が育てた植物たち――問題の所在
(3) シダ植物の無融合生殖
(4) 無融合生殖種の所在――分類
(5) 無融合生殖型のさまざま
(6) 無融合生殖型の植物地理と生態
(7) 進化の視点でみる無融合生殖の利点と短所
(8) 生物界に普遍的な課題か
(9) 問題の拡がりと知りたいこと
[tea time 5] 植物の種名を知る意味

第3章 ナチュラルヒストリーをひきつぐ――どのように学ぶか
3. 1 ナチュラルヒストリーの教育――日本における知の継承の歴史
(1) 学校で教えること,社会がひきつぐこと
(2) 博物館等施設とナチュラルヒストリー
3. 2 自然史資料標本
(1) 自然界を代表する資料標本
(2) 資料にもとづく研究
(3) 資料標本の利用
(4) 自然史資料標本と文化財
(5) 標本に期待できること,できないこと
(6) 生物多様性の基礎研究
(7) 標本の研究と生きた材料にもとづく研究
(8) 命名上の基準標本
(9) 環境指標としての資料標本
(10) 資料標本の収蔵,維持・管理と研究
(11) 生きものを研究する――生命のもつ普遍的原理と多様な表現
3. 3 ナチュラルヒストリーとバイオインフォマティクス
(1) 生物多様性のバイオインフォマティクス
[tea time 6] IOPI(国際植物情報機構)と“Species Plantarum(地球植物誌)”
(2) 地球規模生物多様性情報機構GBIF
(3) エボデボ,進化発生生物学
[tea time 7] フンボルトのコスモス 

第4章 ナチュラルヒストリーを学ぶ――生涯を通じた学習で
4. 1 日本におけるナチュラルヒストリー
(1) 大学におけるナチュラルヒストリー
(2) 科学を専業としないナチュラリストによる調査研究
[tea time 8] 日本のナチュラリストの貢献
(3) 博物館におけるナチュラルヒストリー
(4) 社会に支えられるナチュラルヒストリーの振興
4. 2 大学と博物館の協働
(1)公立博物館の組織――人と自然の博物館を例に
(2) 博物館と連携する大学院――東京大学の進化多様性生物学大講座
4. 3 地球規模でみるナチュラルヒストリーの研究
(1) 欧米におけるナチュラルヒストリー
(2) アジアにおけるナチュラルヒストリー
[tea time 9] フィリピンで活躍したコープランドのナチュラルヒストリー
(3) 地球規模のナチュラルヒストリー

第5章 ナチュラルヒストリーを展開する――いま必要なこと
5. 1 現代科学と知的好奇心
5. 2 ナチュラルヒストリーの目でみる生命
(1) 生命を科学する
(2) 生命系のナチュラルヒストリー
[tea time 10] ナチュラルヒストリーで見る死
(3) ナチュラルヒストリー=自然史
5. 3 ナチュラルヒストリーの目でみる社会――社会貢献とは
(1) ナチュラルヒストリーの文化――自然とどうつきあうか
(2) 社会の中のナチュラルヒストリー
5. 4 ナチュラルヒストリーにいま求められること
(1) ナチュラルヒストリーの調査研究
(2) ナチュラルヒストリーと社会

第6章 ナチュラルヒストリーと学ぶよろこび――まとめにかえて
6. 1 ナチュラルヒストリーと科学
(1) ナチュラルヒストリーに接する
(2) ナチュラルヒストリーと歴史学
(3) 究めると学ぶ
6. 2 学ぶよろこび,究めるよろこび
(1) ナチュラルヒストリーと学び
(2) ナチュラルヒストリーと研究

東京大学出版会のナチュラルヒストリーシリーズ全50巻
参考文献
おわりに
索  引
Natural History
Kunio IWATSUKI

岩槻 邦男[イワツキ クニオ]
著・文・その他

内容説明

自然を統合的に理解するために。大学、博物館、植物園とナチュラルヒストリーのさまざまな研究・教育・普及の現場での豊富な経験をふまえて、生物多様性、生命系などをキーワードに「生きているとはどういうことか」を問いなおす。

目次

第1章 ナチュラルヒストリーをさかのぼる―時間軸から自然をみる
第2章 ナチュラルヒストリーを究める―生きていることを科学で解く
第3章 ナチュラルヒストリーをひきつぐ―どのように学ぶか
第4章 ナチュラルヒストリーを学ぶ―生涯を通じた学習で
第5章 ナチュラルヒストリーを展開する―いま必要なこと
第6章 ナチュラルヒストリーと学ぶよろこび―まとめにかえて

著者等紹介

岩槻邦男[イワツキクニオ]
1934年兵庫県に生まれる。1957年京都大学理学部植物学科卒業。1963年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学教授、東京大学教授、立教大学教授、放送大学教授、兵庫県立人と自然の博物館館長などを経て、2007年文化功労者。2016年コスモス国際賞受賞。(公社)日本植物学会会長、(公社)日本植物園協会会長、東京大学理学部附属植物園園長などを歴任。現在、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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2
多様な動植物を対象とするナチュラルヒストリー(自然史)を振り返る本。第2次世界大戦後の日本におけるナチュラルヒストリーがたどった歴史はけっして平坦ではい。生物分類学は当初の観察した動植物の記載と物質的な体系化の段階を経て、現在では生物学の大きな変革のなかで、系統と進化の科学的研究へと軸足を移しつつある。生命論、科学の進歩、学校教育における知の継承といった新しい自然史観が登場すると、分類学そのものの絶滅も危惧される。生物に関する論考だけでなく、文化人類学・博物館学をも含む包括的な分野が新たな自然史なのか。2019/03/14

takao

1
ふむ2023/07/06

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