出版社内容情報
〈ちょっと奇妙な獣たち〉の世界へ――オーストラリアや南米に生息する有袋類は日本の動物園でも数多く飼育されている.かれらの進化,形態,生理,生態など,ユニークな哺乳類としての姿を豊富な情報にもとづいて詳述した日本で初めての有袋類の専門書.
はじめに――とりあえずの出遭い
第1章 有袋類の多様性
1.1 現生群の俯瞰
1.2 有袋類とは何か
第2章 生殖戦略の妙
2.1 新生子と育児嚢の設計
2.2 有袋類の“胎生”
2.3 生殖機能の多様性
2.4 生殖周期の意味
第3章 化石と分子による歴史
3.1 有袋類はどこから来たのか
3.2 K-Pg境界を越えて
3.3 分かれゆく有袋類
第4章 骨形態と運動器関連形質
4.1 頭蓋の真意
4.2 ポストクラニアル・スケルトン
第5章 消化器の機能形態
5.1 代謝と摂餌生態
5.2 栄養摂取の機能形態
5.3 植物資源への挑戦
第6章 行動と生態の基盤
6.1 認知から社会へ
6.2 知覚の生理
引用文献
おわりに
Natural History of the Marsupials
Hideki ENDO
遠藤 秀紀[エンドウ ヒデキ]
著・文・その他
内容説明
“ちょっと奇妙な獣たち”の世界へ。日本初の有袋類の専門書。
目次
第1章 有袋類の多様性(現生群の俯瞰;有袋類とは何か)
第2章 生殖戦略の妙(新生子と育児嚢の設計;有袋類の“胎生” ほか)
第3章 化石と分子による歴史(有袋類はどこから来たのか;K‐Pg境界を越えて ほか)
第4章 骨形態と運動器関連形質(頭蓋の真意;ポストクラニアル・スケルトン)
第5章 消化器の機能形態(代謝と摂餌生態;栄養摂取の機能形態 ほか)
第6章 行動と生態の基盤(認知から社会へ;知覚の生理)
著者等紹介
遠藤秀紀[エンドウヒデキ]
1965年東京都に生まれる。1991年東京大学農学部獣医学科卒業。国立科学博物館動物研究部研究官、京都大学霊長類研究所教授を経て、東京大学総合研究博物館教授、博士(獣医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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